シェフラーAG、インドのエンジニアリング&サービスプロバイダー「Dhruva」を傘下に迎え、スマートオートメーション事業を強化
2024年12月16日 | Herzogenaurach / Yokohama
- シェフラーは、Dhruva Automation & Controls (P) Ltd. を傘下に迎え、急拡大するアジア太平洋地域市場に本格参入
- Dhruvaは、シェフラーデジタルソリューションズ社にとってインドにおける主要パートナーとなり、今後、より多くのお客様をサポートする体制を構築
- アジア全域のシェフラー工場では、産業オートメーションを専門とするDhruvaが開発したハードウェア/ソフトウェアのソリューションを導入済
- 「Dhruva」ブランドは、中期的にシェフラーの事業に統合
- シェフラーAGの子会社Industriewerk Schaeffler INA-Ingenieurdienst GmbHが株式譲渡契約によりDhruvaの全株式を取得
シェフラーAGの子会社であるIndustriewerk Schaeffler INA-Ingenieurdienst GmbHは、Dhruva Automation & Controls (P) Ltd.)(以下「Dhruva」)の全株式を取得する株式譲渡契約に署名しました。インドのプネーに本社を置くDhruvaは、アジア太平洋地域においてスマート産業オートメーションおよびソフトウェアソリューションを提供するエンジニアリング&サービスプロバイダーです。
Dhruvaは2002年にジェイディープ・チューグレ氏が設立し、現在の従業員数は65名で、持続可能な収益力を示しています。また、自動車、機械・工場エンジニアリング、化学プロセス技術、バイオ医薬品、食料生産、水処理、廃水処理などの分野を対象とした製造業向けハードウェア、サービス、ソフトウェアソリューションのプロバイダーとして成功を収めており、アジア太平洋地域に多数の顧客基盤を構築しています。Dhruvaは、産業オートメーション製品&サービスを提供する信頼できるプロバイダーとしての地位を確立しており、インド、タイ、ドバイ、バングラディシュ、アゼルバイジャン、ベトナムで強いプレゼンスを構築しています。
Dhruvaは、プネーの本社に加えて、アウランガーバードやコラプールといったインドの都市に営業所を展開しています。シェフラーのデジタル化&IT事業担当シニアバイスプレジデントであるロベルト・ヘンケルは次のように述べています。「Dhruvaは、シェフラーデジタルソリューションズ社の事業を補完する理想的な企業です。また、今回の協業により、新たな技術的可能性が生まれます。既に、インドにあるシェフラー工場では両社の専門知識や共同ソフトウェアソリューションの活用が始まっています」。ドイツ・ケムニッツに本社を置くシェフラーデジタルソリューションズ社 (以下「SDS」)では、既存のシステムやセンサー、制御装置と高度に互換性のあるWebベースのソフトウェアを開発・統合する事業を展開しています。同社のソフトウェアにより、多数の機械設備を対象としたデータ検索やデータ管理が可能となります。また、予期せぬ機械のダウンタイムを回避することができ、生産性の向上や高品質確保にも貢献します。SDSとDhruvaは、マシンデータ分析や予知保全、サステナビリティマネジメントシステムのほか、多数のソフトウェアソリューションを通じて「未来の工場」の進展に向けた取り組みに注力しています。
シェフラーAGの子会社であるIndustriewerk Schaeffler INA-Ingenieurdienst GmbHは、 株式譲渡契約によってDhruvaの全株式を取得します。この取引は、一定のクロージング条件に従い、2024会計年度の第4四半期末までに完了する見込みです。「Dhruva」ブランドは中期的にシェフラーの事業に統合される予定です。
シェフラーAG最高執行責任者(COO)のアンドレアス・シックは次のように述べています。「インテリジェント産業オートメーション分野で高い収益力をもつスペシャリスト企業であるDhruvaを傘下に迎えることで、シェフラーは、製品ポートフォリオの拡大のほか、インド市場およびアジア全域のお客様へのアプローチを実現します。今回の動きは、デジタル化の取り組みを重視するシェフラーの姿勢を明確化するとともに、自動化における自社の革新的能力を強化することで、「デジタル・ディスラプション」の課題への対応も可能となります」
Dhruvaの創業者でありCEOのジェイディープ・チューグレは次のように述べています。「創業から22年が経過し、シェフラーという強力なパートナーと出会えたことを嬉しく思っています。シェフラーと当社は共に、お客様のためにポートフォリオを拡大し、インド市場およびアジア太平洋地域において、さらなる成長可能性の実現を図ります。今後訪れる新たな機会を捉えて成長の加速と収益の増大を目指し、60名を超える社員とともに新たな一章を開くことを楽しみにしています」
注)本プレスリリースは現地時間2024年12月16日にドイツ・ヘルツォーゲンアウラハで発行されたプレスリリースの日本語訳です。英文の原文との間で解釈に相違が生じた際には原文が優先します。
将来の見通しに関する記述および予測
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発行者: Schaeffler AG / Schaeffler Japan Co., Ltd.
国: 日本
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