シェフラー、製品ラインナップを拡充: スマート潤滑装置「FAG OPTIME C4」の受注開始
2025年09月29日 | Schweinfurt / Yokohama
- 4つの給油口を備えたスマート潤滑装置「FAG OPTIME C4」が新たにラインナップに追加され、信頼性の高い潤滑供給を実現
- 高い吐出圧力と大容量カートリッジにより、メンテナンス作業の柔軟性が向上
- OPTIMEアプリとの併用で、潤滑不良を確実に回避
ころがり軸受の長期的かつ信頼性の高い運転には、適切な潤滑が不可欠です。しかし現場では、依然として手作業による再潤滑が日常的に行われており、その際のミスが軸受故障の主要因の一つとなっています。
この課題に対し、モーションテクノロジーカンパニーであるシェフラーは、自動潤滑装置を活用したソリューションを提供します。新しく製品ラインナップに加わった「FAG OPTIME C4」は、潤滑剤の充填容量を大幅に増やすとともに、複数の潤滑ポイントに同時給油を可能にしました。これにより、メンテナンス作業の適用範囲がさらに広がります。
最大4箇所の潤滑ポイントへ給油可能な「FAG OPTIME C4」
マルチポイント潤滑装置である「FAG OPTIME C4」は、個別設定が可能な4つの給油口を備えており、1台で最大4箇所の潤滑ポイントに対応できます。これにより、複数の潤滑ポイントをカバーするために複数台の装置を導入する必要がなく、導入・設定・保守の負担を軽減します。さらに、吐出圧力とカートリッジ容量も大幅に向上しました。
「FAG OPTIME C4」は、70 bar(1,015 psi)の高い吐出圧力を実現し、潤滑剤を長距離にわたって供給可能です。これにより、潤滑装置を近接設置できないポイントや、高い対圧がかかる機械にも対応できます。
潤滑剤の充填容量は、グリースの場合400 cm³または750 cm³、オイルの場合850 cm³と大容量で、カートリッジ交換や再補充の頻度を大幅に削減します。これまで頻繁な補充が必要でコスト面の課題となっていた用途でも、1台で効率的に対応可能です。「FAG OPTIME C4」は、鉱業などの過酷な環境に特に適しており、シングルポイント潤滑やドライブチェーンのオイル潤滑にも利用できます。
「FAG OPTIME C4」をOPTIMEアプリと併用することで、過剰給油・不足給油、誤った潤滑剤の使用、異物混入、配管詰まり、カートリッジの空状態など、潤滑に関するさまざまなトラブルを確実に防止できます。
OPTIME Ecosystem:状態監視および潤滑のソリューション
OPTIME Ecosystemは、状態監視とスマート潤滑を実現するさまざまなソリューションで構成されています。2021年末に潤滑装置「OPTIME C1」が加わってラインナップが拡充され、初めてスマート潤滑管理が可能となりました。その後、「FAG OPTIME C4」の登場により、さらに柔軟で高性能なオプションがラインナップに加わりました。OPTIME Ecosystemを構成するソリューションは、高いコスト効率、ワイヤレス機能、アプリによる制御、拡張可能性を備えており、幅広い駆動システムに対応します。
「FAG OPTIME C4」は、欧州、北米、南米およびアジア太平洋地域の大半の国々で、2025年9月25日より受注開始しました。
本製品の詳細については、このリンクをご覧ください。
注)本プレスリリースは現地時間2025年9月29日付でドイツ・シュバインフルトにおいて英語で発行されたものの日本語訳です。原文の英文と日本語訳の間で解釈に相違が生じた場合には英文が優先します。
発行者: Schaeffler Technologies AG & Co. KG, Schweinfurt / Schaeffler Japan Co., Ltd.
国: 日本
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