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シェフラー、2025年は好調なスタート

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2025年05月07日 | Herzogenaurach / Yokohama

  • 為替変動の影響を除いた売上高は前年をわずかに下回り、2.9%減の約59億ユーロ(プロフォルマベースでの2024年第1四半期は61億ユーロ)
  • 特別項目計上前EBITマージンは4.7% で前年同期(プロフォルマベースでの2024年第1四半期は4.7%)と同水準
  • E-モビリティ事業部は売上高を順調に伸ばし、パワートレイン&シャシー事業部、ビークル・ライフタイム・ソリューションズ事業部およびベアリング&インダストリアル・ソリューションズ事業部で特別項目計上前EBITマージンは二桁達成
  • M&Aによるキャッシュ流出入前のフリー・キャッシュ・フローは1億5,500万ユーロのマイナス(プロフォルマベースでの2024年第1四半期は2億7,200万ユーロのマイナス)
  • 2025年通期業績予想を確定

シェフラーAGは本日、2025年第1四半期の決算を発表しました。グループ全体での2025年1-3月期売上高は59億2,400万ユーロとなりました。売上高(プロフォルマベース[1])は、恒常為替レートベースで前年を2.9%下回りました(プロフォルマベースでの前年同期は61億4,100万ユーロ)。

2025年1-3月期のグループ全体の地域別売上高(プロフォルマベース、恒常為替レートベース)は、欧州が5.3%の減少となりました。米州地域および大中華圏では、為替変動の影響を除いた売上高がそれぞれ0.9%減、5.4%減となった一方、アジア太平洋地域では5.7%増となりました。

シェフラーグループ全体での2025年1-3月期の特別項目計上前EBITは2億7,600万ユーロ(プロフォルマベースでの前年同期は2億8,700万ユーロ)となり、プロフォルマベースで比較して特別項目計上前EBITマージンは4.7%と前年比で横ばいでした。

シェフラーAG最高経営責任者(CEO)のクラウス・ローゼンフェルドは次のように述べています。「2025年第1四半期は、合併を経て、製品別の4事業部門制に再編後初の決算です。第1四半期決算は良好で2025年は好調な滑り出しとなりました。市場環境は依然として不透明でありリスク要因が存在しますが、このような環境下にあってもシェフラーは、幅広いポジショニングを取っているため必要なレジリエンスを確保しつつ、事業を順調に展開し、目標を達成できると考えています。」

Table 1 - Key Figures Schaeffler Group

E-モビリティ事業部: 受注高30億ユーロで 売上大幅増
E-モビリティ事業部の2025年第1四半期売上高は、プロフォルマベースで比較して、恒常為替レートベースで9.6%増の11億7,400万ユーロ(プロフォルマベースでの前年同期は10億8,900万ユーロ)となりました。欧州、米州地域およびアジア太平洋地域での増産が主な要因となり、売上増となりました。2025年第1四半期において、E-モビリティ事業部の受注高は30億ユーロに達しました。

2025年1-3月期の特別項目計上前EBITは2億6,800万ユーロのマイナス(プロフォルマベースでの前年同期は3億2,400万ユーロのマイナス)、 特別項目計上前EBITマージンは-22.9%(プロフォルマベースでの前年同期は-29.8%)となりました。プロフォルマベースで比較して特別項目計上前EBITマージンが改善した主な要因は、販売量の増加によるものです。

パワートレイン&シャシー事業部: 特別項目計上前EBITマージン12.4%
パワートレイン&シャシー事業部の2025年第1四半期売上高(プロフォルマベース)は、欧州で市場主導による売上減となったことが主な要因となり、恒常為替レートベースで10.7%減少しました。パワートレイン&シャシー事業部の同四半期における総売上高は23億200万ユーロ(プロフォルマベースでの前年同期は25億8,800万ユーロ)で、受注高は28億ユーロとなりました。

パワートレイン&シャシー事業部において、2025年第1四半期の特別項目計上前EBITは2億8,600万ユーロ(プロフォルマベースでの前年同期は3億2,800万ユーロ)、特別項目計上前EBITマージンは12.4%(プロフォルマベースでの前年同期は12.7%)となりました。これは主に販売量に起因するものです。

ビークル・ライフタイム・ソリューションズ事業部: 特別項目計上前EBITマージン15.7%
2025年第1四半期におけるビークル・ライフタイム・ソリューションズ事業部の売上高(プロフォルマベース)は、恒常為替レートベースで10.7%増の7億8,300万ユーロ(プロフォルマベースでの前年同期は7億1,700万ユーロ)となりました。主に、販売量が大幅に増加したためです。

2025年1-3月期での特別項目計上前EBITは1億2,300万ユーロ(プロフォルマベースでの前年同期は1億1,400万ユーロ)、特別項目計上前EBITマージンは15.7%(プロフォルマベースでの前年同期は15.8%)で、前年比で横ばいでした。為替差損は、販売増や価格改定で吸収されました。

ベアリング&インダストリアル・ソリューションズ事業部: 特別項目計上前EBITマージン10.1%
ベアリング&インダストリアル・ソリューションズ事業部の2025年第1四半期売上高(プロフォルマベース)は、欧州で市場主導による売上減となったことが主な要因となり、恒常為替レートベースで2.1%減少しました。ベアリング&インダストリアル・ソリューションズ事業部での総売上高は16億2,700万ユーロ(プロフォルマベースでの前年同期は16億6,300万ユーロ)でした。

特別項目計上前EBITは1億6,400万ユーロ(プロフォルマベースでの前年同期は1億9,000万ユーロ)、特別項目計上前EBITマージンは10.1%(プロフォルマベースでの前年同期は11.4%)となりました。欧州で市場主導による売上減となったことが主な要因となり、対前年同期で減少となりました。

Table 2 - Key Figures Divisions

フリー・キャッシュ・フロー: 季節的要因によりマイナスも前年より改善
2025年第1四半期において、M&Aによるキャッシュ流出入前のフリー・キャッシュ・フローは、季節的要因により1億5,500万ユーロのマイナス(プロフォルマベースでの前年同期は2億7,200万ユーロのマイナス)となりました。2025年1-3月期において、有形固定資産および無形資産に対する資本的支出(CAPEX)は2億5,000万ユーロ(プロフォルマベースでの前年同期は3億1,700万ユーロ)でした。

親会社の株主に帰属する当期純利益は8,300万ユーロ、普通株式1株当たり利益は0.09ユーロとなりました。

シェフラーグループの純金融負債は2025年3月31日時点で50億1,300万ユーロとなっています。特別項目計上前のEBITDAに対する純金融負債の比率は、プロフォルマベースで、2025年3月31日時点で2.2倍、ギアリングレシオ(株主資本に対する純金融負債の比率)は122.6%でした。

シェフラーAGで最高財務責任者(CFO)を務めるクラウス・バウアーは次のように述べています。「シェフラーAGは事業体制の変革中であり、また厳しい市場環境であるにもかかわらず、2025年第1四半期において前年同期と同水準の収益を維持できました。フリー・キャッシュ・フローは季節的要因の影響を受けましたが、前年に比べて大幅に改善しました。今後も引き続き慎重に財源を管理していきます。2025年は好調なスタートを切ることができました。貿易状況および地政学的状況の変化が激しくなっていますが、今後の各四半期においては当社の強みを生かし、引き続き未来に邁進していくことに注力していきます。」

シェフラーグループの全世界での従業員数は2025年3月31日時点で113,682人となっています。

2025年通期業績予想を確定: 貿易摩擦により先行き不透明
シェフラーAGは2025年4月28日に開催した取締役会において、2025年2月18日に発表した通期業績予想を確定しました。

シェフラーは、現在の関税規制による影響を緩和するための対策の実施や見直しを行っています。流動的な状況であるため、最終的な定量的評価は現時点では、限られた範囲内での評価となります。

これを踏まえ、シェフラーグループの2025年度売上高は230億から250億ユーロになると予想しています。さらに、2025年度の特別項目計上前EBITマージンは3%から5%になるものと予想しており、2025年度のM&Aによるキャッシュ流出入前のフリー・キャッシュ・フローはマイナス2億ユーロからゼロになる見込みです。

クラウス・ローゼンフェルドは次のように述べています。「困難な状況にありますが、シェフラーは、現在の貿易政策をめぐる紛争により先行きが不透明であることを認識しつつも、通期業績予想を維持しています。」

Table 3 - Outlook

1 プロフォルマベースでの比較数値は、2024年1月1日のヴィテスコ買収に伴い、2024年度の数値にヴィテスコの数値が全て含まれているという想定に基づいています。詳しくは2025年度第1四半期中間報告書の4ページをご参照ください。上記のプロフォルマベースの2024年度数値と関連情報については、2024年度財務諸表監査の対象外です。

当社執行役会メンバーのプレス用写真はこちらからご覧いただけます。 www.schaeffler.com/en/executive-board


注)本プレスリリースは現地時間2025年5月7日にドイツ・ヘルツォーゲンアウラッハで発行されたものの日本語訳です。英文の原文との間で解釈に相違が生じた際には原文が優先します。

将来の見通しに関する記述および予測
本プレスリリースには、将来の見通しに関する記述が含まれています。将来の見通しに関する声明は、その性質上、多くのリスク、不確実性、および仮定を伴い、実際の結果や出来事がこれらの記述で表現または示唆されたものと大きく異なる可能性があります。これらのリスク、不確実性、および仮定は、ここで説明されている計画や出来事の結果および財務的な影響に悪影響を及ぼす可能性があります。新しい情報、将来の出来事、その他の理由により、将来の見通しに関する記述を公に更新または修正する義務を負うものではありません。本プレスリリースの日付時点でのみ有効な将来の見通しに関する記述に過度の信頼を置かないでください。本プレスリリースに含まれる過去の傾向や出来事に関する記述は、そのような傾向や出来事が将来も継続することを示すものではありません。上記の注意事項は、シェフラーまたはその代理人が発行する後続の書面または口頭による将来の見通しに関する記述と関連して考慮されるべきものです。

発行者: Schaeffler AG / Schaeffler Japan Co., Ltd.
国: 日本

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