シェフラー、「drinktec 2025」に出展 （ホールC4、ブース439） シェフラーの自動化向け新シリーズ、X配列を採用した4列リニア玉軸受・ガイドシステム

2025年09月04日 | Schweinfurt / Yokohama

• 新型の4列リニア玉軸受・ガイドシステム「KLLTシリーズ」は、幅広いハンドリング装置に最適
• 新シリーズは、食品・飲料業界の自動化に特化して設計
• 8種類のキャリッジにより、最大限の柔軟性を実現

モーションテクノロジーカンパニーであるシェフラーは、リニアボールガイドシステムの開発パイオニアとして50年以上にわたりモノレールガイドシステムの進化を牽引し、この分野で世界をリードする企業のひとつです。急成長する自動化市場、特に食品・飲料産業で使用される組立・ハンドリング装置向けに、シェフラーは国際的な食品・飲料展示会「drinktec 2025」で、X配列を採用した新型の4列リニア玉軸受/ガイドシステム「KLLT」を公開します。

多用途対応型の4列リニア玉軸受／ガイドシステム
新型「KLLTシリーズ」の設計上の特長は、X配列の軌道と、改良された潤滑およびシールシステムです。堅牢構造の新型「KLLTシリーズ」は、取付形状に大きな公差が許容される用途において、「汎用性の高いリニア玉軸受及びガイドシステム」としての役割を担います。ロングキャリッジ、ショートキャリッジ、ハイキャリッジ、ローキャリッジの各バージョンに、フランジ付き／なしのオプションを加えた8種類のキャリッジ（KWLT）を展開しており、設計の自由度と柔軟性を最大限に実現します。また、キャリッジはすべてISO 12090-1規格内で互換性があります。エンドピースには潤滑剤保持部が組み込まれているため、再潤滑の間隔を大幅に延長できます。レールとボールの接触角度が45度に設定された軌道により、4つの主要荷重方向すべてにおいて均等な荷重分布、耐荷重、剛性が確保され、これにより、設計の柔軟性が大幅に向上します。

取付け面の形状誤差に対する高い許容性
高い剛性が特徴の4列リニア玉軸受・ガイドシステム「KUVE-B 4」（O配列）とは異なり、新型のリニア玉軸受/ガイドシステム「KLLT」にはX配列が採用されています。ボール（転動体）の大型化により剛性が抑えられているため、「KLLT」は隣接構造の形状誤差をより効果的に吸収できます。これにより、取付け面から受ける反力が低減され、「KLLT」は、公差の大きいアルミ引抜構造物や溶接構造物を使用する場合のハンドリングに最適です。

取付けが容易で、予備部品の在庫コストも低減
4列リニア玉軸受・ガイドシステム「KLLTシリーズ」は、15、20、25、30、35、45の6サイズからお選びいただけます。各サイズとも、モノレールの最大長さは約4,000mmです。複数のレールを組み合わせることで、より長いモノレールを製作することも可能です。ガイドレールの取付穴は、特許取得済みのプラスチック製キャップ「KA-TN/B」により、効率的に塞ぐことができます。「TKLT」レールには、必要な数のキャップが標準で同梱されています。

注）本プレスリリースは現地時間2025年9月4日付でドイツ・シュバインフルトにおいて英語で発行されたものの日本語訳です。原文の英文と日本語訳の間で解釈に相違が生じた場合には英文が優先します。