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シェフラー、2025年上半期業績は底堅さ保つ

Schaeffler Headquarter Herzogenaurach Photo: Schaeffler Photo: Schaeffler
Schaeffler Headquarter Herzogenaurach Photo: Schaeffler

2025年08月06日 | Herzogenaurach / Yokohama

  • 為替変動の影響を除いた2025年上半期売上高は、2.6%減の118億ユーロ(プロフォルマベースでの2024年上半期は124億ユーロ)
  • 特別項目計上前EBITマージンは4.1% で前年同期と同水準(プロフォルマベースでの2024年上半期は4.3%)
  • E-モビリティ事業部およびパワートレイン&シャシー事業部の販売利益は予想どおりに推移、ビークル・ライフタイム・ソリューションズ事業部は収益拡大に貢献、ベアリング&インダストリアル・ソリューションズ事業部の特別項目計上前EBITマージンは前年同期と同水準
  • 2025年上半期ではM&Aによるキャッシュ流出入前のフリー・キャッシュ・フローが改善して1億2,800万ユーロのマイナス(プロフォルマベースでの2024年上半期は5億9,700万ユーロのマイナス)となり、2025年第2四半期での特別項目計上前フリー・キャッシュ・フローはプラスに転換
  • 2025年通期業績予想を確定

シェフラーAGは本日、2025年上半期の中間決算を発表しました。グループ全体での2025年上半期売上高は118億4,500万ユーロとなり、プロフォルマベース[1]での前年同期と比較して、恒常為替レートベースで2.6%減と前年をわずかに下回りました(プロフォルマベースでの前年同期は124億2,100万ユーロ)。

グループの地域別売上動向では、地域により差異がみられました。欧州および大中華圏では売上高(プロフォルマベース、恒常為替レートベース)がそれぞれ前年同期比5.2%減、6.1%減となった一方で、米州地域およびアジア太平洋地域ではそれぞれ前年同期比0.9%増、5.5%増を記録しました。

シェフラーグループ全体での2025年上半期の特別項目計上前EBITは、4億8,200万ユーロ(プロフォルマベースでの前年同期は5億3,100万ユーロ)となり、プロフォルマベースで比較して特別項目計上前EBITマージンは4.1%と前年比で横ばいでした(プロフォルマベースでの前年同期は4.3%)。

シェフラーAG最高経営責任者(CEO)のクラウス・ローゼンフェルドは次のように述べています。「新たに製品別の4事業部門制に移行後、2025年上半期におけるシェフラーグループの業績は順調に進捗しています。E-モビリティ事業部の業績が好調なほか、ビークル・ライフタイム・ソリューションズ事業部も好業績を維持しており、今期もシェフラーの安定と強みを支えています。パワートレイン&シャシー事業部やベアリング&インダストリアル・ソリューションズ事業部では市場要因により売上減となっているものの、シェフラーの多角化戦略によりカバーすることが可能です。厳しい市場環境の中で、統合作業を進めながらも、シェフラーグループは、経営能力をフルに活用し、これまで以上にお客様に寄り添うことができるよう着実に歩みを進めています。」
[1]プロフォルマベースでの比較数値は、2024年1月1日のヴィテスコ買収に伴い、2024年度の数値にヴィテスコの数値が全て含まれているという想定に基づいています。詳しくは2025年度上半期中間報告書の7ページをご参照ください。上記のプロフォルマベースの2024年度数値と関連情報については、2024年度財務諸表監査の対象外です。

Table 1 - Key Figures Schaeffler Group

E-モビリティ:受注拡大
E-モビリティ事業部の2025年上半期売上高は、プロフォルマベースで比較して、恒常為替レートベースで9.7%増の24億1,900万ユーロ(プロフォルマベースでの前年同期は22億6,800万ユーロ)となりました。電気自動車の増産が主な要因となりました。特に、欧州および米州地域での増産が寄与しました。2025年上半期において、E-モビリティ事業部の受注高は46億ユーロに達し、うち2025年第2四半期での受注高は16億ユーロになりました。

2025年上半期の特別項目計上前EBITは4億6,100万ユーロのマイナス(プロフォルマベースでの前年同期は5億8,400万ユーロのマイナス)、特別項目計上前EBITマージンは -19.0%(プロフォルマベースでの前年同期は-25.7%)となりました。プロフォルマベースで比較して特別項目計上前EBITマージンが改善した主な要因は、販売量の増加によるものです。2025年第2四半期の特別項目計上前EBITは1億9,200万ユーロのマイナス(プロフォルマベースでの前年同期は2億6,000万ユーロのマイナス)、特別項目計上前EBITマージンは -15.5%(プロフォルマベースでの前年同期は-22.0%) でした。

パワートレイン&シャシー事業部: 特別項目計上前EBITマージンは前年比減
パワートレイン&シャシー事業部の2025年上半期売上高(プロフォルマベース)は恒常為替レートベースで9.1%減少し、45億4,700万ユーロ(プロフォルマベースでの前年同期は51億300万ユーロ)となりました。欧州で主に老舗メーカーからの需要が落ち込んだことが主因となっています。また、エンジン車の世界生産台数が減少したことも影響しています。さらに、戦略的にポートフォリオの合理化を戦略的に進めたことも要因の一つとなっています。パワートレイン&シャシー事業部の2025年上半期の受注高は47億ユーロとなり、うち2025年第2四半期の受注高は19億ユーロとなりました。

パワートレイン&シャシー事業部において、2025年上半期は、特別項目計上前EBITが5億900万ユーロ(プロフォルマベースでの前年同期は6億4,800万ユーロ)、特別項目計上前EBITマージンは11.2%(プロフォルマベースでの前年同期は12.7%)となりました。特に、販売量の低下および為替差損が原因となっています。

ビークル・ライフタイム・ソリューションズ事業部: 今期も収益拡大に貢献
2025年上半期におけるビークル・ライフタイム・ソリューションズ事業部の売上高(プロフォルマベース)は、恒常為替レートベースで6.3%増の15億6,400万ユーロ(プロフォルマベースでの前年同期は15億500万ユーロ)となりました。主に、販売量が大幅に増加したためです。

2025年上半期での特別項目計上前EBITは2億3,500万ユーロ(プロフォルマベースでの前年同期は2億4,300万ユーロ)、特別項目計上前EBITマージンは15.0%(プロフォルマベースでの前年同期は16.1%)となりました。為替差損と 売上構成が主な要因となっています。

ベアリング&インダストリアル・ソリューションズ事業部: 特別項目計上前EBITマージンは前年同期と同水準
ベアリング&インダストリアル・ソリューションズ事業部の2025年上半期売上高(プロフォルマベース)は、主に欧州で市場主導による売上減となったことが響き、 恒常為替レートベースで1.3%減の32億4,100万ユーロ(プロフォルマベースでの前年同期は33億4,200万ユーロ)となりました。

2025年上半期の特別項目計上前EBITは2億5,700万ユーロ(プロフォルマベースでの前年同期は2億6,300万ユーロ)、特別項目計上前EBITマージンは7.9%(プロフォルマベースでの前年同期は7.9%)となり、前年同期比で横ばいでした。

Table 2 - Key Figures Division

フリー・キャッシュ・フロー: 前年同期比で大幅に改善
2025年上半期において、M&Aによるキャッシュ流出入前のフリー・キャッシュ・フローは、1億2,800万ユーロのマイナスとなり、プロフォルマベースで比較して 大幅改善となりました(プロフォルマベースでの前年同期は5億9,700万ユーロのマイナス[1])。2025年上半期での有形固定資産および無形資産に対する資本的支出(CAPEX)は4億5,500万ユーロ(プロフォルマベースでの前年同期は6億4,800万ユーロ)でした。

シェフラーAGで最高財務責任者(CFO)を務めるクラウス・バウアーは次のように述べています。「シェフラーAGは2025年上半期においても引き続き歩みを進めることができ、フリー・キャッシュ・フローは前年に比べて改善しました。厳しい市場環境が続く中、ヴィテスコとの統合作業を進めながらも、前年と同レベルの収益を維持することができました。特にこの厳しい現状においては、事前に対策を講じながら厳しく財源を管理してきたことが功を奏しました。」

親会社の株主に帰属する2025年上半期での純利益は4,300万ユーロ、普通株式1株当たり利益は0.05ユーロとなりました。

シェフラーグループの純金融負債は2025年6月30日時点で52億5,500万ユーロとなっています。特別項目計上前のEBITDAに対する純金融負債の比率は、プロフォルマベースで、2025年6月30日時点で2.4倍、ギアリングレシオ(株主資本に対する純金融負債の比率)は156%でした。

シェフラーグループの全世界での従業員数は2025年6月30日時点で112,858人となっています。

2025年通期業績予想を確定: 依然として先行き不透明
シェフラーAGは2025年4月28日および2025年7月28日に開催した取締役会において、2025年2月18日に発表した通期業績予想を確定しました。

Table 3 -Otulook

クラウス・ローゼンフェルドは次のように述べています。「厳しい市場環境の中で、ヴィテスコとの統合作業のほか、シェフラーグループのさらなる変革の取り組みを進めつつも、通期業績予想を維持しています。シェフラーの多角化戦略により、前途に立ちはだかる課題に適切かつ柔軟に十分に対応できるようになると確信しています。」

1 プロフォルマベースでの比較数値は、2024年1月1日のヴィテスコ買収に伴い、2024年度の数値にヴィテスコの数値が全て含まれているという想定に基づいています。詳しくは2025年度上半期中間報告書の7ページをご参照ください。上記のプロフォルマベースの2024年度数値と関連情報については、2024年度財務諸表監査の対象外です。

2 支払条件の調整を主要因とする、契約製造事業関連の1回限りのヴィテスコの支払いを含みます。

当社執行役会メンバーのプレス用写真はこちらからご覧いただけます。www.schaeffler.com/en/executive-board

注)本プレスリリースは現地時間2025年8月6日付でドイツ・ヘルツオーゲンアウラッハにおいて発行されたプレスリリースの日本語訳です。原文の英文との間で解釈に相違が生じた際には英文が優先します。


将来の見通しに関する記述および予測
本プレスリリースには、将来の見通しに関する記述が含まれています。将来の見通しに関する声明は、その性質上、多くのリスク、不確実性、および仮定を伴い、実際の結果や出来事がこれらの記述で表現または示唆されたものと大きく異なる可能性があります。これらのリスク、不確実性、および仮定は、ここで説明されている計画や出来事の結果および財務的な影響に悪影響を及ぼす可能性があります。新しい情報、将来の出来事、その他の理由により、将来の見通しに関する記述を公に更新または修正する義務を負うものではありません。本プレスリリースの日付時点でのみ有効な将来の見通しに関する記述に過度の信頼を置かないでください。本プレスリリースに含まれる過去の傾向や出来事に関する記述は、そのような傾向や出来事が将来も継続することを示すものではありません。上記の注意事項は、シェフラーまたはその代理人が発行する後続の書面または口頭による将来の見通しに関する記述と関連して考慮されるべきものです。

発行者: Schaeffler AG / Schaeffler Japan Co., Ltd.
国: 日本

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