シェフラー、ドイツ・ヘルツォーゲンアウラッハに最先端テクノロジーセンターを開設
2024年10月30日 | Herzogenaurach / Yokohama
- シェフラーの本社があるドイツ・ヘルツォーゲンアウラッハにテクノロジーセンターが完成
- 9,000万ユーロにのぼる投資額は、産業基盤として地域と国に貢献するシェフラーのコミットメントの証
- 電動モビリティ、バッテリー技術、水素などの成長が期待される分野向けに材料科学の開発ノウハウをテクノロジーセンターに結集
シェフラーAGは、ドイツ・ヘルツォーゲンアウラッハにある本社に最先端のテクノロジーセンターを開設しました。テクノロジーセンターの建設におよそ9,000万ユーロを投じ、予定どおり工期2年5か月で完成しました。敷地面積18,000平方メートルを超えるテクノロジーセンターには、材料科学と材料工学の中核的な専門技術が結集されています。こうした専門技術は、電動モビリティ、バッテリー技術、水素分野での技術革新の発展に極めて重要となります。
シェフラーAGの最高経営責任者(CEO)であるクラウス・ローゼンフェルドは次のように述べています。 「ヘルツォーゲンアウラッハの最先端のテクノロジーセンターは、産業基盤としてドイツに貢献するシェフラーのコミットメントを証明するものであり、優れた革新力と開発力を示す象徴的な存在となります。こうした革新力と開発力は、数十年にわたりシェフラーを競合他社から際立たせてきた強みです。新しいテクノロジーセンターを通じて、シェフラーは成長が期待される分野におけるイノベーション実現の加速化を図ります。これは、モーションテクノロジーのリーディングカンパニーを構築するという当社ミッションの一環です。」
シェフラー本社に技術的マイルストーン
およそ340人が勤務できる広さをもつ新テクノロジーセンターには、測定、試験、校正システムのほか、材料、化学、コーティング、ナノテクノロジーを扱う15の研究ラボがあり、エネルギーとモビリティの移行を促進するソリューションに重点が置かれています。新しい研究ラボでは、固体電池やシェフラーの水素燃料電池用バイポーラプレートに用いる革新的コーティングなど、材料科学および材料工学の分野に研究活動を集中させる予定です。さらにEMCラボでは、シェフラーの革新的パワーエレクトロニクスなどの電子部品に対するEMC(電磁適合性)試験を実施することができます。EMC試験は、製品の安全性と電磁妨害に対する耐性の強化に寄与するため、電動モビリティに必要不可欠です。
テクノロジーセンターのオフィス空間はすべて、「ニューワーク(新しい働き方)」の原則に従って設計されており、コラボレーションと学際的チームワークを促進する職場環境となっています。建物は最も厳しいサステナビリティ要件に適合しており、DGNB(ドイツ・サステナブル建築協会)のゴールドスタンダードの認定を受けています。たとえば、テクノロジーセンターの暖房は、生産工程で生じる廃熱を利用しています。
シェフラーAGで最高技術責任者(CTO)を務めるウーヴェ・ヴァーグナーは、次のように述べています。「革新的材料は、電動モビリティ、ロボット、風力発電などのモーションテクノロジー分野における持続可能なソリューションにとって非常に重要です。ヘルツォーゲンアウラッハのテクノロジーセンターは、今後新たなベンチマークを打ち立て、長期的にシェフラーのグローバルな研究開発ネットワークの強化に寄与します。」
新しいテクノロジーセンターには、ヴィテスコ・テクノロジーズの買収により再編成された製品・サービス群(今後は8つの製品群となります)を、お客様やサプライヤー、従業員に展示・紹介する「Motion Hub」と呼ばれるエリアが設けられています。
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発行者: Schaeffler AG / Schaeffler Japan Co., Ltd.
国: 日本
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