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合弁会社イノプレート、燃料電池用バイポーラプレートの量産化を本格始動

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テープカットを行う(左から)イノプレート取締役セドリック・ハントヴェルク、フランス議会議員ヴァンサン・ティエボー、バラン県上院議員クロード・カーン、アグノー市長クロード・ステュルニ、シンビオのCEOフィリップ・ロジエ、バラン県上院議員ロレンス・ミュラー・ブロン、シェフラーAGのCEOクラウス・ローゼンフェルド、イノプレート取締役アラン・ハーグ 写真 シェフラー(Daniel Karmann)

2024年06月06日 | Haguenau / Yokohama

  • シェフラーとシンビオが共同で設立した合弁会社イノプレートは、固体高分子形(PEM)燃料電池市場に向け、次世代バイポーラプレートの生産を加速させることを目指す
  • バイポーラプレートの生産能力を、初期の年間400万枚から、2030年までに年間5,000万枚に拡大する計画
  • フランス・アグノーで実施したイノプレートの開所式に150人が参加

シェフラーとシンビオが折半出資して設立した合弁会社イノプレートは本日、フランス・アグノーに新設した燃料電池用バイポーラプレート(BPP)生産拠点の開所式を行いました。バイポーラプレートは、燃料電池技術において戦略上重要なコンポーネントです。イノプレートは、シェフラーとシンビオがそれぞれ持つ技術・産業面での強みを融合して誕生した強力な共同事業です。現時点でのバイポーラプレートの生産能力は年間400万枚ですが、2030年までに年間5,000万枚に増強する計画で、欧州での水素モビリティの普及拡大に大きく貢献します。

次世代バイポーラプレートの量産化
シェフラーとシンビオは、共同でイノプレートを設立することで、燃料電池用次世代金属製バイポーラプレートの量産化と、クリーン水素モビリティの普及を支援する取り組みを効果的に進めています。イノプレートは、固体高分子形(PEM)燃料電池市場向けに次世代バイポーラプレートの生産を加速化することを目指しており、それによってお客さまの燃料電池システムの性能、生産能力やコスト競争力を高めます。シェフラーは鉄鋼加工やコーティングなどの分野において卓越した知見と製造技術を、シンビオは燃料電池の設計・製造面において高度に統合されたノウハウをそれぞれ提供しています。イノプレートは2024年第1四半期に生産を開始しており、その製品はシンビオの燃料電池システムで既に使用されています。

シェフラーAGの最高経営責任者(CEO)を務めるクラウス・ローゼンフェルドは次のように述べています。「持続可能な未来のモビリティにおいては、水素が、特にヘビーデューティー分野で重要な役割を果たすとシェフラーは確信しています。シンビオとの合弁会社であるイノプレート工場で燃料電池用次世代バイポーラプレートの生産を開始することで、当社が持つ革新的な生産技術と業界でのノウハウが、よりクリーンで気候に優しいモビリティの実現に寄与すると同時に、仏独企業間の協力関係の強化につながることを誇りに思います」

シンビオのCEOであるフィリップ・ロジエは次のように述べています。
「燃料電池のバイポーラプレートは、燃料電池システムの重要コンポーネントです。イノプレートのもつ連続生産能力により、当社の戦略的調達を確実に実行すると同時に、システム性能の向上とコスト競争力を効果的に高めることが可能となります。シンビオは、革新的な生産システムと最先端技術を備える水素燃料電池の欧州サプライチェーン強化のためにシェフラーと協力関係を構築できたことを光栄に思っています」

欧州の重要な産業・技能に寄与
ドイツとの国境に近いフランスのアグノーに位置するイノプレート工場は、経済とモビリティの脱炭素化において中心的な役割を果たす欧州の水素産業およびサプライチェーンの強化に貢献します。イノプレート工場での操業が開始されましたが、欧州大陸でバイポーラプレートが大量生産されるのは、これが初めてのことです。イノプレート工場のプロジェクトは投資計画「フランス2030」の支援を受けており、2030年までに120人の雇用を創出して現地雇用に積極的な役割を果たすことになっています。アグノーにあるシェフラー工場のすぐ近くに位置するイノプレート工場は、最高水準のサステナビリティ基準に準拠して建設されており、ネットゼロエミッション化を実現します。

現地にて開所式を盛大に開催
イノプレートの開所式には、クラウス・ローゼンフェルド、フィリップ・ロジエ、イノプレート取締役のアラン・ハーグ、セドリック・ハントヴェルクに加え、150人の来賓を迎えて開催されました。共同スピーチにおいて、イノプレート取締役のアラン・ハーグとセドリック・ハントヴェルクは、非常に短期間で様々な課題を社員と共に克服してきた経験について語りました。アラン・ハーグは次のように述べています。「イノプレートが設立されたのは、わずか1年半前のことです。工場のコンクリート床が完成すると同時に、設備機械や工具、ラボの設置を速やかに行い、それと同時進行でITインフラも構築しました。このようにして、全くのゼロからスタートし、短期間で400万枚のバイポーラプレートを生産することに成功したのです。ただ、最も重要なのことは、事故や遅延が起きなかったことです。これで、本格的な生産増強を進めるための準備は整いました」。セドリック・ハントヴェルクは次のように付け加えました。「多大な努力を重ねてきたイノプレートの社員に、また揺るがぬ支援をいただいた当社の親会社であるシンビオとシェフラーの両社に感謝いたします」

シンビオについて
シンビオは、持続可能なモビリティを開拓する企業にとって、技術・産業のリーディングパートナーです。ゼロエミッション水素モビリティのフロントランナーであるシンビオは、業界リーダーとしてのプレゼンス、画期的なイノベーションを生み出す能力、起業家のもつ俊敏性(アジリティ)を融合させることでオーダーメイドのソリューションを構築し、顧客によるクリーンモビリティロードマップの展開をサポートします。シンビオは、オンロード/オフロードの水素モビリティにおいて求められるパワー、耐久性、航続距離のニーズをすべて満たす幅広いラインナップを持つ「スタックパック」(統合型燃料電池システム)の設計・製造を行っています。
シンビオは2023年、年間50,000台の燃料電池システムの生産能力を有する欧州最大の統合型燃料電池ギガファクトリー「SymphonHy(シンフォニー)」を開設しました。シンビオグループは、2030年までに年間20万台のスタックパックを製造し、環境と健康に配慮したクリーンモビリティの展開を加速することを目指しています。フォービア、ミシュラン、ステランティス3社の均等出資により設立された合弁会社であるシンビオは、30年の知見を結集した燃料電池ソリューションで、これまでに800万キロ以上の走行実績を誇っています。詳細についてはこちらをご参照くださいwww.symbio.one.

発行者: Schaeffler Automotive Buehl GmbH & Co. KG / Schaeffler Japan Co., Ltd.
国: 日本

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