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メンテナンスの未来 - シェフラー、デジタルとヒューマンサービスの融合を披露

Pressrelease Stage Image

2024年02月15日 | Schweinfurt / Yokohama

  • シェフラーの「Virtual Fitter」がシンプルで迅速な取り付け遠隔支援サービスを実現
  • ECO-Adaptソリューションを用いた電気信号解析により、安全性と電力消費の監視を向上
  • 軸受のリマニュファクチャリング(再製造)によるライフサイクルコストと資源の削減

2024年2月21日から22日にかけて開催されるドイツの産業メンテナンスに関する主要展示会「メンテナンス・ドルトムント」は、「Predictive Maintenance: Next Generation(予知保全―次の世代)」をテーマに掲げ、来場者に産業メンテナンスに関する幅広い情報を提供しました。シェフラーはブース4-C30に出展し、ライフタイムソリューションズのポートフォリオをはじめ、取り付け、状態監視、軸受のリマニュファクチャリング(再製造)に関する製品、サービス、そしてソリューションを総合的に披露しました。今回の展示会では、軸受および機械の安定した機能性と長寿命化に期待を寄せるお客様を対象としたサービスを中心に展示を行いました。

「メンテナンスを担当されるお客様は、保有される機器をスムーズに稼働させるために様々な課題に向き合っています」と、シェフラーライフタイムソリューションズでプロダクトマーケティング部門責任者を務めるセバスチャン・マーグラーは述べ、さらに次のように話しています。「デジタル化やAI(人工知能)は、現代のメンテナンスにおいて重要なツールですが、当社のお客様は、お客様に寄り添う‘リアル’なパートナーも求めています。従って、メンテナンスにおいて当社は幅広いサービスポートフォリオをご紹介し、Virtual Fitterを始めとするデジタルソリューションと技術者によるコンサルテーションの融合に焦点を当てています」。

メンテナンス作業向けの新サービス ― 取り付け作業の遠隔支援サービス
すべての軸受不良の内、およそ10~20%は不適切な取り付けや取り外しが原因と言われており、そのため正確なメンテナンス作業が重要になります。こうした理由から、シェフラーは2023年末に取り付けサービスポートフォリオに「Virtual Fitter」を新たに追加しています。AR(拡張現実)グラスを使用することで、世界各地のシェフラーのエキスパートが現場を訪問することなく、リアルタイムでころがり軸受の取り付け作業を遠隔サポートします。必要に応じ、お客様は現地訪問サービスの代わりに、遠隔で取り付け作業を支援するリモート保守サービスを選択することが可能で、その際にはARグラスを事前に貸与させていただき、機械の検査時にお客様に装着していただきます。

シェフラーの取り付け技術者は、機械の状態を映す包括的な画像をライブストリーミングで受信し、具体的な作業内容をお伝えしながら、お客様が装着されたARグラスの視界に重要な情報を表示させます。取り付け作業の遠隔支援サービスは、現地訪問サービスに比べてコストを最大50%削減することが可能で、お客様への知識伝達をより迅速に行うことができます。

OPTIMEラインナップを補完する「ECO-Adapt」ソリューション
シェフラーブースでは、電動パワートレインと電力消費量の監視が可能なECO-Adapt製品も展示しました。振動と温度データの信号分析により予知保全を可能にするOPTIME状態監視に加え、「PredictAdapt」製品は電気信号の解析に基づき機器の状態に関する情報を提供します。このように、シェフラーは状態監視サービスラインナップに電気的な状態監視を加えて拡充し、電動部品の不良リスクを最小限に抑えます。「PowerAdapt」は、回転電機だけでなく 、様々な機器の電力消費に関する情報を提供します。

リマニュファクチャリングによる持続可能で費用対効果の高いメンテナンス
ころがり軸受の状態は、生産プロセス全体に重要な影響を及ぼします。従って、状態監視ソリューションは重要な役割を担います。今回の展示会ブースでは、遠隔診断から、さまざまな測定手法や内視鏡を用いて機器を直接診断しながら不良原因を探る技術まで、状態監視の分野でシェフラーのエキスパートが提供するサービスの全容について関係者の皆様に披露いたしました。ブースではご来場の皆様にリマニュファクチャリング(再製造)サービスによる軸受再生の多大なるメリットについてもご紹介しました。既存軸受の再製造は、新たに軸受を生産する場合に比べCO2排出量は最大95%削減することが可能で、材料費や電力消費量の削減にもつながり、納期の短縮で非常に柔軟な対応を行うこともできます。2月22日木曜日にはシェフラーリマニュファクチュアリングサービスでプロダクトマネージャーを務めるアンドレアス・クリークがプレゼンテーションを行い、ころがり軸受の再製造に関するさまざまなメリットについてお話させていただきました。

さまざまな分野におけるメンテナンスとシェフラーのメンテナンスサービスに関する詳細は、“Maintenance Insider” にてご覧ください。

発行者: Schaeffler Technologies AG & Co, KG / Schaeffler Japan Co., Ltd.
国: 日本

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