シェフラー、INAブランドに補助ウォーターポンプを加えサーマルマネジメント事業を強化
2024年02月15日 | Frankfurt / Yokohama
- シェフラーは、INAブランドに電動式補助ウォーターポンプを加え、アフターマーケット向け製品ラインナップを拡充
- 電動式補助ウォーターポンプはエンジン車だけでなくハイブリッド車や電気自動車のサーマルマネジメントにおける最重要部品
- 様々な自動車メーカー製の自動車5,000万台以上に対応
シェフラーのオートモーティブ・アフターマーケット事業部は、INAブランド製品のラインナップ拡充を続けており、今回新たに、主要なOEM基準をクリアした確かな品質を誇る電動式補助ウォーターポンプをラインナップに加えます。電動式補助ウォーターポンプは、様々な有名メーカーの自動車5,000万台以上に幅広く対応可能で、エンジン車、ハイブリッド車、電気自動車メーカーにとっては大きなメリットとなります。
冷却システムの新要件
効率的かつ信頼性の高い冷却システムは、最適な動作温度を保って重要部品の熱負荷を低減するための鍵となります。サーマルマネジメントシステムは、自動車の電動化が進むにつれ、その重要性が高まっています。これは、自動車の冷却システムに対する要求増加や、冷却システムの複雑化が背景にあります。これらの理由により、補助ウォーターポンプは、エンジン停止後(アフターラン)冷却、燃料冷却やターボチャージャーの冷却に重要な役割を果たします。加えて、補助ウォーターポンプは、ハイブリッド車や電気自動車の高電圧バッテリーやインバーターを冷却するのにも不可欠です。
シェフラーのオートモーティブ・アフターマーケット事業部でプロダクトマネジメント・パワートレインシステム担当責任者を務めるマイク・エバースは次のように述べています。「シェフラーは未来に向けてサーマルマネジメントソリューションに注力し続けており、補助ウォーターポンププログラムの開始は、当社にとって重要な節目となります。今回新たに高品質の補助ウォーターポンプを製品ラインナップに加え、多数の車両向けに専門的な修理ソリューションを提供していきます。これにより、最大限の機能性と信頼性を確保できます」
製品ラインナップを段階的に拡大
シェフラーは、まず、INAブランドから11種類の補助ウォーターポンプを発売します。これらの補助ウォーターポンプは、トヨタやフォルクスワーゲンといった有名メーカーの量産車向けに開発されたものです。そして、2024年から今後数年かけて、引き続き製品ラインナップを拡充していきます。
最初に展開する製品ラインナップでの注目点は、トヨタ、ボルボ、レクサス向けのポンプです。このポンプは、ハイブリッドインバーター冷却に使用されます(品番539 0006 10)。ほかには、フォルクスワーゲングループ向けのポンプもあり、冷却水回路の追加的冷却のほか、エンジン停止後のアフターラン冷却としても重要な役割を果たします(品番539 0010 10、539 0014 10)。
発行者: Schaeffler Automotive Aftermarket GmbH & Co. KG / Schaeffler Japan Co., Ltd.
国: 日本
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