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シェフラー、厳しい市場環境でも好調な第3四半期決算を発表

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2023年11月07日 | Herzogenaurach / Yokohama

  • 恒常為替レートベースで、2023年1-9月期のシェフラーグループ売上高は6.6%増の123億ユーロ(前年同期は118億ユーロ)、第3四半期の売上高は0.5%増加
  • 当報告期間での特別会計項目を除くEBITマージンは7.9%(前年同期は6.9%)、第3四半期の特別会計項目を除くEBITマージンは8.4%
  • オートモーティブ・テクノロジー事業部とオートモーティブ・アフターマーケット事業部では収益を大幅に改善
  • 当報告期間でのM&Aによるキャッシュ流出入前のフリー・キャッシュ・フローは、2億1,100万ユーロ(前年同期は3,500万ユーロ)と改善
  • グループ全体での業績予想を決議

シェフラーAGは2023年1-9月期決算を発表しました。当報告期間のグループ売上高は、122億7,000万ユーロ(前年同期は117億9,000万ユーロ)となりました。すべての事業部門での販売量増加が主な要因となり、売上高は恒常為替レートベースで前年比6.6%増となりました。3つの事業部門で価格改定によるプラスの影響が得られ、売上増の後押しとなりました。2023年第3四半期の売上高は、恒常為替レートベースで0.5%増の40億6,200万ユーロに達しました。

オートモーティブ・テクノロジー事業部では、エンジン&トランスミッションシステムズ事業部、ベアリング事業部、シャシーシステムズ事業部の市場主導の販売増が主な要因となり、2023年1-9月期売上高は恒常為替レートベースで5.4%増となりました。オートモーティブ・アフターマーケット事業部の売上高は、恒常為替レートベースで14.5%増を記録しました。これは特に、欧州で販売量が大幅に拡大したためです。産業機械事業部については、2023年初めに買収したエバリックスグループによる収益貢献が大きく寄与し、当報告期間での売上高は恒常為替レートベースで5.7%増となりました。

地域別では、欧州が恒常為替レートベースで最も高い伸び率を記録し、売上高は11.1%増加しました。アジア太平洋地域の売上高は、恒常為替レートベースで8.7%増、米州地域は3.7%増、大中華圏は0.2%増で、いずれも前年を上回りました。

2023年1-9月期の特別会計項目を除くEBITは、9億6,500万ユーロ(前年同期は8億1,300万ユーロ)となり、特別会計項目を除くEBITマージンは7.9%(前年同期は6.9%)となりました。特別会計項目を除くEBITは、前年比でおよそ19%の上昇となりました。特別会計項目を除くEBITマージンの上昇は、販売量および販売価格によるプラスの影響が主な要因です。第3四半期の特別会計項目を除くEBITマージンは8.4%でした。

- Table 1 - Key financials of the Schaeffler Group

オートモーティブ・テクノロジー事業部 – 2023年1-9月期の特別会計項目を除くEBITマージンが4.8%
オートモーティブ・テクノロジー事業部の2023年1-9月期売上高は、72億8,000万ユーロとなりました(前年同期は70億6,800万ユーロ)。市場主導の販売増が主な要因となって、当報告期間における恒常為替レートベースでの売上高は5.4%増となりました。販売価格も売上高に若干の好影響を及ぼしました。オートモーティブ・テクノロジー事業部の恒常為替レートベースでの売上高増加率は、世界の自動車生産全体の傾向を下回りました。

欧州地域では、当報告期間の売上高は恒常為替レートベースで11.3%増加して最も伸び率が大きく、アジア太平洋地域でも恒常為替レートベースで売上高は9.7%増加しました。一方、大中華圏と米州地域ではそれぞれ前年比0.1%減、0.5%減と、恒常為替レートベースでの売上高は減少しました。2023年1-9月期では電動モビリティの受注が好調で、受注高は29億ユーロに達しました。通期目標を20~30億ユーロとしており、既に目標範囲の上限に近い数字を達成しました。

2023年1-9月期におけるオートモーティブ・テクノロジー事業部の特別会計項目を除くEBITは3億4,900万ユーロ(前年同期は2億1,400万ユーロ)、特別会計項目を除くEBITマージンは4.8%となり、前年同期の3.0%を上回りました。第3四半期での特別会計項目を除くEBITマージンは5.8%でした。2023年1-9月期における特別会計項目を除くEBITマージンは、主に販売量の増加と価格設定によるプラス影響により増加しました。

オートモーティブ・アフターマーケット事業部 – 売上高は恒常為替レートベースで14.5%増、力強いEBITマージンを継続
当報告期間におけるオートモーティブ・アフターマーケット事業部の売上高は、17億1,600万ユーロ(前年同期:15億1,800万ユーロ)を計上し、恒常為替レートベースで前年比14.5%増となりました。売上高が恒常為替レートベースで増加となったのは、販売量がかなり増加したことが大きな要因です。加えて、販売価格も売上増に良い影響を及ぼしました。調達コストの上昇分を価格転嫁できたためです。

すべての地域が寄与し、恒常為替レートベースでの売上増が達成できました。最も高い売上高を計上したのは欧州で、恒常為替レートベースで13.9%増加しました。大中華圏の売上高は前年同期を上回り、恒常為替レートベースで24.7%増でした。アジア太平洋地域の売上高は恒常為替レートベースで14.2%増、米州地域の売上高は恒常為替レートベースで13.3%増でした。

特別会計項目を除くEBITは、2億9,000万ユーロ(前年同期は2億200万ユーロ)、特別会計項目を除くEBITマージンは16.9%(前年同期は13.3%)となりました。第3四半期の特別会計項目を除くEBITマージンは16.7%でした。販売価格の調整のみならず当報告期間での好ましい売上構成による粗利益の増加が主な要因となり、特別会計項目を除くEBITマージンは増加しました。

産業機械事業部 – 特別会計項目を除くEBITマージンは市場要因により減少
2023年1-9月期における産業機械事業部の総売上高は、32億7,400万ユーロ(前年同期は32億500万ユーロ)となり、恒常為替レートベースで5.7%の増加となりました。主に、2023年初めに買収したエバリックスグループによる収益貢献が寄与しました。加えて、特に販売価格のプラスの影響も売上増の一因となっています。

米州地域では2023年1-9月期売上高が恒常為替レートベースで11.5%増加して最も伸び率が大きく、欧州地域の売上高は恒常為替レートベースで8.6%増加、アジア太平洋地域の売上高は恒常為替レートベースで5.5%増加しました。大中華圏については、市場環境の低迷が深まっていることにより悪影響を受け、売上高は恒常為替レートベースで前年比1.9%減となりました。

産業機械事業部において、2023年1-9月期の特別会計項目を除くEBITは、3億2,600万ユーロ(前年同期は3億9,700万ユーロ)、特別会計項目を除くEBITマージンは9.9%(前年同期は12.4%)となりました。第3四半期における特別会計項目を除くEBITマージンは9.7%でした。主に、大中華圏での軟調な市況の影響が響いています。

Table 2 Key financials by division

フリー・キャッシュ・フロー – 前年比で大幅改善
2023年第3四半期では、M&Aによるキャッシュ流出入前のフリー・キャッシュ・フローが1億8,200万ユーロとなりました。その結果、当報告期間におけるシェフラーグループのM&Aによるキャッシュ流出入前のフリー・キャッシュ・フローは、大幅に増加し、2億1,100万ユーロとなりました(前年同期は3,500万ユーロ)。前年よりも運転資金の増大を抑制できたことが主な要因となり、大幅改善となりました。また、投資活動が前年同期を上回りました。

シェフラーAGの最高財務責任者(CFO)であるクラウス・バウアーは次のように述べています。「収益性とフリー・キャッシュ・フローが改善し、第3四半期の決算内容は、迅速かつ順調に将来的な事業分野に注力できるシェフラーの財務力を改めて示すものです」

当報告期間において、親会社の株主に帰属する純利益は4億1,700万ユーロ(前年同期は4億7,500万ユーロ)、2023年1-9月期での特別会計項目を除いた純利益は5億100万ユーロ(前年同期は4億6,400万ユーロ)でした。無議決権普通株式1株当たりの利益は0.63ユーロ(前年同期は0.72ユーロ)となりました。シェフラーグループの従業員数は2023年9月30日時点で83,600人となっています。

グループ全体での業績予想を決議
2023年10月23日に開催されたシェフラーAG取締役会において、2023年7月25日に発表したシェフラーグループ全体での通期予想ならびにオートモーティブ・テクノロジー事業部およびオートモーティブ・アフターマーケット事業部の通期予想から変更はないことを決議しました。産業機械事業部については、2023年通期では、売上高は恒常為替レートベースで4.5~5.5%の増加とするものの、特別会計項目を除くEBITマージンは、前回見通しと同様、9~11%になると予想しています。

Table 3 Outlook 2023

2023年市況の前提条件

  • オートモーティブ・テクノロジー事業部:LVP成長率2は5~7%増の8,810万台5
  • オートモーティブ・アフターマーケット事業部:世界の自動車生産台数は前年より微減。車両の平均使用年数は若干長期化(2022年2.3%増加、平均使用年数10.7年)6
  • 産業機械事業部:関連する産業分野の生産量は微増

シェフラーAG最高経営責任者(CEO)のクラウス・ローゼンフェルドは次のように述べています。「シェフラーグループは本会計年度において競争力を証明し、好業績を残しました。今後もロードマップ2025を着実に進めて成功の軌跡を歩み続けます。すべての事業部門が市場で素晴らしい結果を出しました。シェフラーはその多角的ポジションによって成長、収益性、価値創造を再び確かなものとしました」

当社取締役会メンバーのプレス用写真はこちらからご覧いただけます。
www.schaeffler.com/en/executive-board


1 恒常為替レートベースでの売上高増加率(対前年比)
2 LVP成長率(乗用車・小型商用車の世界生産台数の伸び率)
3 特別会計項目を除く
4 M&Aによるキャッシュ流出入前
5 S&P Global©が提供する内容を含む。[IHS Markit軽自動車生産予測(基本予測) 2023年10月]
6 S&P Global©が提供する内容を含む。[IHS Markit自動車保有台数(VIO)予測 2023年7月]

将来の見通しに関する記述等について
本プレスリリースには、将来の見通しに関する記述が含まれています。将来の見通しに関する記述には、現実の業績や事業活動が本プレスリリースに含まれる将来の見通しに関する記述で言明・示唆された内容と異なるリスク、不確定性や仮定が本質的に内在しています。こうしたリスクや不確定性、仮定が、ここに記載される事業計画や活動の実際の結果や財務状況に影響を与える恐れがあります。シェフラーは、新たに入手した情報や今後起こりうる事象を元に、これらの将来の見通しに関する記述を公的に更新したり改定したりする義務を負いません。これらの将来の見通しに関する記述は、本プレスリリースが発行された時点でのみ有効ですので、これに全面的に依拠することはお控えください。本プレスリリースに含まれる過去のトレンドや実際に起きた事象に関する記述は、こうしたトレンドや事象が将来的にも継続することを表明するものではありません。シェフラーもしくはその代理人によりなされた、すべての将来の見通しに関する記述は、書面もしくは口頭の伝達手段の別を問わず、上記の注意事項の適用対象といたします。

発行者: Schaeffler AG / Schaeffler Japan Co., Ltd.
国: 日本

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