シェフラーAGの監査役会が産業機械部門の新CEOにサッシャ・ザップス氏を任命

2023年05月26日 | Herzogenaurach / Yokohama

• 現任のステファン・スピンドラー博士は、任期満了となる2024年4月30日まで現職に留まり、ザップス氏との引継ぎを行う
• 欧州地域担当CEOの後任人事については、引継ぎ完了までに余裕をもって決定
• 社内人材の登用で、産業機械部門の経営方向性を持続

シェフラーAG監査役会は本日、サッシャ・ザップス氏（48歳）を2024年5月1日付けでシェフラーAG取締役会役員および産業機械部門新CEOに任命することを決定いたしました。現任のステファン・スピンドラー博士（61歳）は、年齢を理由に、任期満了となる2024年4月30日付けで退任いたします。スピンドラー博士は2015年5月1日に現職に就任しました。

サッシャ・ザップス氏は2019年にシェフラーAGに入社し、2021年9月1日付けで欧州担当CEOに就任。同時に、8人の取締役と4人の地域担当CEOで構成されるシェフラーAG執行役員にも任命されています。欧州事業責任者の後任人事については、来年引継ぎが完了するまでに余裕をもって決定される予定です。ザップス氏は、欧州担当CEO就任前に、産業機械部門CFO兼産業機械部門戦略および事業開発担当シニアバイスプレジデントを務めています。

シェフラーAG入社前は、McKinsey & Company社シニアバイスプレジデント、Telefonia Global Services社CEO兼執行役員、プライベートエクイティ（PE）投資会社のCFO兼執行役員など、複数企業で管理職を歴任。MBAおよび学士号（BA）を取得し、産業事業経営管理アシスタントとして訓練を受けたザップス氏は、1995年にSiemens Automobiltechnik社の財務部門でキャリアをスタートしました。その後もSiemens VDO、Siemens Enterprises、そしてTelefonica O2で財務および経理部門の要職を歴任し、その間にベルギーや米国などで海外勤務も経験しています。

シェフラーAG同族株主兼監査役会代表を務めるゲオルク・F.W.シェフラーは次のように述べています。「産業機械部門次期CEOとして、社内からサッシャ・ザップス氏を任命することを嬉しく感じています。同氏はこの数年間、産業機械部門で重要な管理職務を歴任しており、産業機械事業におけるエキスパートとして認められる存在です。また、スピンドラー博士がザップス氏への引継ぎのため任期満了となる2024年4月末まで現職に留まる意思を示してくださったことにも、感謝の意を表したいと思います。この引継ぎ期間終了まで、ザップス氏には現在の欧州担当CEOとしての職務に引き続き集中して取り組んでいただきます」。

シェフラーは続けて次のようにコメントしています。「この場をお借りして、これまで8年間にわたり産業機械部門を率いてきたスピンドラー博士の功績に感謝申し上げたいと思います。博士の優れた経営手腕により、産業機械部門は変革と強化を成し遂げ、収益性と成長に向けた持続可能な道筋に乗せることができました。社内の人材にバトンをつなぐことで、博士が作られた流れを止めることなく、事業の発展を継続して参ります」。

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