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シェフラーが水素メーカーLhyfeと提携

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シェフラーとLhyfeがグリーン水素事業で提携(写真左から)Lhyfe GmbHドイツ担当カントリーセールスマネージャーのパスカル・ルーヴェ氏、シェフラープラントプランニング及びメンテナンス部門ヘッドのステファン・ツィーグラー、シェフラーAG最高執行責任者のアンドレアス・シック、シェフラーヘルツォーゲンアウラッハ工場テクニカルプロダクションプロセス部門マネージャーのコーリャ・アンドレアス博士、シェフラー水素戦略部門担当副社長のステファン・ゴッセンス博士、Lhyfeグリーン水素部門プロジェクト開発マネージャーのアレクサンダー・カゲネック氏。写真: シェフラー(撮影者: トーマス・ヴェルカー)

2022年12月16日 | Herzogenaurach / Yokohama

  • シェフラーはフランスの水素メーカーLhyfeと協力関係に関する覚書を締結
  • 両社はドイツのヘルツォーゲンアウラッハに計画中の産業用水電解水素製造工場の建設および操業について提携
  • 建設予定の工場は最大15メガワットの水電解設備容量を備え、シェフラーが2030年までに目指すクライメートニュートラルな生産の実現を支える重要な布石
  • 本覚書はシェフラーの水電解スタック技術の独占的使用を許諾する技術協定も対象

自動車および産業機械サプライヤーのシェフラーは、グリーン水素の生産および購入に関する覚書(LOI)をフランスの水素メーカーLhyfeと締結しました。Lhyfeは、モビリティおよび産業アプリケーション向けにグリーン水素を生産・供給する企業です。各地域に生産拠点を展開し、産業用の大規模需要に対応する生産能力を有しています。同社は、ドイツのヘルツォーゲンアウラッハのシェフラー敷地内に15メガワット規模の水電解水素製造工場を建設し、その操業を担います。操業開始は2025年を予定しており、1日あたり3.7トンのグリーン水素を生産しシェフラーのヘルツォーゲンアウラッハ工場をはじめ地域の産業需要家に供給します。ヘルツォーゲンアウラッハ工場は同水素製造工場の廃熱利用も計画しており、再生可能エネルギー由来の電力への転換と合わせ、CO2排出量を大幅に削減します。同工場の高効率な技術で製造されるグリーン水素は、シェフラーのその他工場をはじめ、幅広い地域の自治体や水素ステーションにも供給される予定です。本覚書はグリーン水素の購入のほか、シェフラーの水電解スタック技術の使用促進に関する技術協定も対象としています。

「当社は2030年までにクライメートニュートラル(気候中立)な生産の実現を目標として掲げており、化石燃料から再生可能エネルギーへの転換はこの目標を実現する上で極めて重要です」とシェフラーAGでCOO(最高執行責任者)を務めるアンドレアス・シックは述べています。「Lhyfeは革新的技術を有するパートナーであり、当社のヘルツォーゲンアウラッハ工場が求めるグリーン水素需要に長期にわたって応える能力を備えた企業です。同社との提携は、サステナビリティと水素技術の戦略的目標達成に向けた当社の強い姿勢の表れです」。

Lhyfeで中欧および東欧事業部門のトップを務めるリュック・グラレ氏は次のように述べています。「2030年までにクライメートニュートラルな生産への転換を図るシェフラーAGのような大手企業を支援できることを誇りに感じています。グリーン水素の迅速な供給は、引き続き大きな課題となっています。本件のような大型プロジェクトは水素生産技術の成熟度を示すだけでなく、市場の信頼や信任にもつながり、投資の後押しとなるでしょう」。

水素の量産を支える水電解装置
水素はシェフラーの戦略的事業分野の1つであり「ロードマップ2025」を成立させる要素でもあります。水電解装置は金属製バイポーラプレート(双極板)を交互積層した複数のスタックで構成されています。それぞれのスタック内では電気化学反応により水(H2O)が酸素(O2)と水素(H2)に分解されます。今回締結された覚書には、シェフラーがLhyfeに対しPEM(固体高分子膜)型水電解装置を供給する技術協定も含まれています。「シェフラーは水素の分散型生産に最適な水電解スタックを生産しています」とシェフラー産業機械事業部の水素戦略事業のトップを務めるフロリアン・ウィンディッシュは述べています。「Lhyfeとの技術協定を通じてこのノウハウを提供し、そして更なる開発に努め、産業機械事業部の事業発展に貢献してまいります。このような技術提携を締結できたことは、シェフラーが市場において革新的な水電解技術を提供する企業と認識されている証だと考えます」。シェフラーCEOのクラウス・ローゼンフェルドは次のように話しています。「シェフラーの水素事業は順調に進展しています。Lhyfeとの提携は当社の水電解技術や燃料電池の開発活動をサポートするだけでなく、ヘルツォーゲンアウラッハに建設される新たな水素技術コンピテンスセンターの支柱にもなります。当社は既にSymbioとの合弁企業の設立を発表していますが、今回新たに同じくフランス企業であるLhyfeと提携し欧州における水素事業を推進できることを嬉しく感じています」。

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発行者: Schaeffler AG / Schaeffler Japan Co. Ltd.
国: 日本

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