シェフラー、2021年のサステナビリティレポートを発表

2022年03月08日 | Yokohama

• シェフラーグループは2040年からクライメイト・ニュートラル（気候中立）な企業へ
• 2021年以降、欧州の生産拠点における全電力を再生可能資源で調達
• 2025年からH2greensteelとの提携でCO₂フリーの鉄鋼を購入
• 経営陣の報酬にサステナビリティ目標を組み込み、CDP気候変動の格付評価「A-」に
• 現在の地政学的な不確実性には関連することなく、サステナビリティは今後数年間、戦略的に重要でありつづける

ヘルツォーゲンアウラッハ | 2022年3月8日| シェフラーグループは社会的責任へ真摯に取り組んでおり、2040年からはクライメイト・ニュートラル（気候中立）な事業を実施します。この目標はサプライチェーン全体を対象とし、意欲的に立てられた中期目標によって強化されています。早ければ2030年までに自社生産における気候中立の実現を目指しており、今期中にこの目標達成に向けて大きな進展を遂げることができています。一例として、当社では2021年以降、欧州の生産拠点で使用する全電力を再生可能資源で調達しています。本件について、最高人事責任者（CHRO）であるコリンナ・シッテンヘルムは「エネルギー効率化プログラムの成功を示す一例として、2022年から合計約47ギガワット時の削減が達成される予定ですが、この数字はドイツにおける2人暮らしの家庭15,000世帯分の年間電力需要に相当します」と述べています。

スウェーデン生まれのグリーンスチール
気候中立という目標を達成するには、デリバリーチェーンで一次産品や原材料が発生させる排出量を削減することも必要です。最高執行責任者（COO）であるアンドレアス・シックは本件について「スウェーデンの新興企業H2greensteelとの提携は重要な第一段階です。当社は2025年以降、水素生成によるCO₂フリーの鉄鋼を同社から年間10万トン調達する予定です。長期的な契約を締結し、契約のなかにはストリップ鋼の納入も含まれています。この鉄鋼はスウェーデンで製造され、化石燃料を必要としないため、シェフラーの年間CO₂排出量を最大で20万トン削減することができます」と述べています。

また、シェフラーグループはe-モビリティ、再生可能エネルギーの生産、水素の生成および使用といった分野において、お客さまに革新的なソリューションを提供することで、自社製品に持続可能な価値を創出する取り組みとともに、自社製品を可能な限り気候中立な方法で製造するために尽力していきます。

社会的責任の重要性

当社にとっての社会的責任は気候保護と並ぶ最優先事項であり、健康と安全の継続的改善を最重要課題と位置付けています。当社では2024年までに事故率を年平均で10％低下させる目標を掲げていますが、実際、この目標は的を絞った対策を実施したことで、2021年に達成しています。

CDP気候変動の評価は「A-」に確定
今期中に取得したサステナビリティ評価は「サステナビリティロードマップ」における厳格な実行が成功したことを示しています。シェフラーグループは、EcoVadisのサステナビリティ評価で100点満点中75点へと点数を上げてプラチナ評価を獲得し、現在では参加企業の上位1％にランクインしています。当社は労働と人権、倫理、および持続可能な調達の分野で著しい改善を達成するとともに、CDP気候変動の評価においても、要求事項の厳格化にもかかわらず、再度、「A-」評価を獲得し、CDP水の評価でも「B-」から「A-」に評価を上げています。

シェフラーグループは世界中の拠点で持続可能な開発へのグローバルな取り組みを強化するため、昨年に引き続き、国連グローバル・コンパクトの10原則を採用しています。グラスゴーで開催された国連気候変動枠組条約第26回締約国会議におけるライブイベントで、当社はサステナビリティへの意欲、新しい製品ソリューション、およびサステナビリティ分野における協力協定について発表しました。また、既存の気候変動やサステナビリティの目標達成を目指し、企業による持続可能な活動への資本投入について規定した、EUの「サステナブル・ファイナンス行動計画」にも取り組んでいます。

シェフラーAGの最高経営責任者（CEO）であるクラウス・ローゼンフェルドは「サステナビリティはシェフラーにとって戦略的に重要なテーマです。現在、地政学的な不確実性はありますが、このアプローチを継続し、目標を達成するために活動を推進しつづけていきます」と述べています。

www.schaeffler-sustainability-report.com

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