中周波の技術を使用した誘導ユニット
HEAT GENERATOR(ヒートジェネレータ:加熱装置)
特長:
- 高効率によりコスト削減を実現
- 加熱時間が短かく、生産性向上に貢献
- 取り付けだけではなく、取り外し用途にも対応
- 安全な加熱と高い信頼性
一般的なベアリングヒーターとは異なり、中周波の技術を使用した誘導加熱では、取り付けだけでなく取り外し作業にも最適です。大型の重量物の加熱にも利用できます。
多くの場合、軸受が十分に膨張するのは+80℃ ~ +100℃です。そのため、加熱処理中は温度を適切に監視する必要があります。軸受鋼の組成や硬度の変化を防ぐため、一般的にころがり軸受の加熱は、+120℃を超えない範囲に設定されます。HEAT-GENERATORの温度設定は、無段階調節できます。
コンパクト設計かつ柔軟性を備えた製品のため、装置の持ち運びが可能です。そのため、例えば風力用タービンや大型の重量物など、運搬が困難な現場でも使用が可能です。
装置はジェネレータ本体とインダクタで構成され、インダクタをワークに設置します。固定式インダクタとフレキシブルインダクタとがあり、要件に応じて使い分けます。フレキシブルインダクタは、用途に応じてワークの内側または外側に取り付けます。軸受内輪や風力タービンなど、大型ワークを加熱するのに適しています。インダクタ長さは、ワークの寸法に応じて決めます。
固定式インダクタは、特に大量で同寸法品の加熱に適しています。こういったアプリケーションの場合、フレキシブルインダクタよりも、高効率のプロセスによる段取り時間短縮効果が高くなります。
中周波を用いた加熱装置には以下の特長があります。
- 取り付けに最適
- 取り外しにも最適
- 動作周波数は10 kHz ~ 25 kHz
- ジェネレータ効率は90%以上
- エネルギー効率が良い
- 短い加熱時間
- 時間および温度による制御及びその他の操作モード
- 自動消磁
- フレキシブルインタクタと固定式インダクタ、いずれにも対応
- フレキシブルインダクタは、加熱対象の内側・外側どちらにも使用可能
- 主電源の周波数を直接利用するタイプの加熱装置よりも、消費電力が小さい
- 高い静音性能
- 空冷システム
HEAT GENERATOR(ヒートジェネレータ:加熱装置)が選ばれる理由
HEAT GENERATORにより、エネルギーコストを大幅に削減できます。90%を超える効率レベルであり、HEAT GENERATORは従来の加熱装置よりもはるかに高いエネルギー効率で稼働します。
HEAT GENERATORは、主電源の周波数を直接利用するタイプの装置よりも、短時間でコンポーネントを加熱することができ、生産性を向上させます。
HEAT GENERATORは、旧世代の機種よりも約40%軽量なコンパクトサイズです。このため、ユニットは移動可能で、アクセスが難しい場所での使用にも適しています。用途によって、フレキシブルインタクタまたは固定式インダクタを使用して、取り付けおよび取り外し作業を実行できます。
温度調整は容易で信頼性が高く、ワークの過熱を防ぐことができます。
特徴
- 大型のワークや、重量のあるワークに最適
- デジタル化された制御
- タッチパネルによる操作
- 加熱装置本体と、固定式インダクタまたはフレキシブルインダクタのシ
- 固定式インタクタの特長:
- 特定用途向けに個別製造が可能
- 軽量で容易にワークに取付可能
- 軸受、ラビリンスリング、大量生産の旋回輪、などの取り外しに最適
- フレキシブルインダクタの特長:
- ケーブル状をしており、ワークの内側または外側に取り付けることが可能
- 用途に応じて最長40 m
- 異なる形状のワークに対して調整可能、特に大型の軸受・ギア・ハウジングなどへの適用が可能
- 固定式インタクタの特長: