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客車および機関車用車輪軸受

長い走行距離と保守間隔

鉄道車両における安全関連コンポーネントである車輪軸受は、鉄道用ハウジングところがり軸受で構成されます。FAG車輪軸受ハウジングは鋳造材質で製造され、お客様の仕様に基づいて設計されます。FEMを用いて解析されるすべての鉄道用ハウジングは、応力が最適化され、指定された限度値に基づいて設計されます。

車輪軸受の用途で使用されるころがり軸受は、FAG WJ/WJP円筒ころがり軸受、FAG円筒ころがり軸受ユニット一式、およびFAG TAROL円錐ころがり軸受ユニットです。TAROLおよびFAG円筒ころ軸受ユニットは、工場でグリース塗布済み・密封型の、すぐに取り付け可能なユニットです。シールを一体化したX-life品質のFAG TAROL S円すいころ軸受は、摩擦トルクが低く、長期の使用に特に適しています。

すべてのFAG車輪軸受は、走行距離と保守間隔が長くなるように設計されています。潤滑およびシールは、用途と実際の気候条件によって異なります。軸受はEN12080の仕様に基づいて製造されます。車輪軸受が意図する用途に適していることを確認するため、EN12082に準拠した性能試験を実施します。この製品群を補完するために、状態監視向けのメカトロニクスコンポーネントも用意しています。

特定の用途に応じた特徴

機関車の車輪軸受は、非常に大きな定格荷重が特徴です。高速輸送用途で使用される軸受は、安全上の理由から、材質の純度に関して特別な要件が求められる鋼鉄から製造されます。こうした軸受には非接触シールを用いることで低温でも稼働できるようにし、また特殊な高速グリースも使用します。

旅客輸送の普通列車では数分ごとにブレーキをかける必要があるので、潤滑グリースは特別な課題に直面します。反対に、長距離旅客輸送で使用される軸受は、高速向けに設計されます。低床設計を採用する一部の路面電車では台車は使用できないので、代わりに個別の軸受支持部を用いた低床車軸を使用します。

多くの用途で実績のある軸受支持部

低床設計を採用する一部の路面電車では台車は使用できないので、代わりに個別の軸受支持部を用いた低床車軸を使用します。

FAGインサートハブユニットは、多くの用途で性能が実証されています。FAG円錐ころがり軸受ペアは、取り付け後は軸受支持部がクリアランスフリーになるよう工場で設定されており、優れた走行特性、長寿命、長い保守間隔を実現しています。

路面電車向けインサートハブユニット
路面電車向けインサートハブユニット
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