検索語

シェフラー、2020年第3四半期の堅調な業績を報告

Pressrelease Stage Image

2020年11月12日 | Yokohama

  • 第3四半期の売上は前年同期比を若干下回る(2.6%減)
  • 第3四半期の特別会計項目を除くEBITマージンは9.4%で、上半期(1.2%)から大幅に改善し、前年同期比(9.1%)を上回る
  • 第3四半期の回復は2つの自動車事業部門が主にけん引、産業機械部門の売上は2020年上半期から若干改善
  • M&A活動によるキャッシュ流出入前のフリーキャッシュフローは3億3,300万ユーロで、前年同期(3億6,200万ユーロ)を若干下回る
  • 新しい2020年通年指針を発表、不透明感は第4四半期も残る

自動車および産業機械の分野におけるグローバルサプライヤーであるシェフラーは本日、2020年1~9月期の中間報告書を発表しました。この9カ月間におけるシェフラーグループの売上は89億7,100万ユーロ(前年:108億3,900万ユーロ)でした。新型コロナウイルスの世界的流行によって需要が低下したため、同期間中の為替変動の影響を除いた売上は15.4%減と大幅に下がりました。第3四半期は、主に2つの自動車事業部門の回復によって需要が改善し、前年同期比2.6%減と、下落幅が縮小しました。報告期間中の売上減は、3つすべての部門で受注量に関係した売上が減少したことによるものです。パンデミックによる影響は、4つの地域ごとに異なります。中国地域は、第2四半期に回復が現れ始めたため、報告期間中の為替変動の影響を除いた売上は8.1%増でした。第3四半期は前年同期比16.5%増でした。一方、他の3地域のこの9カ月間の為替変動の影響を除いた売上は大幅に減少し、ヨーロッパ地域では22.6%減、アメリカ地域では18.4%減、アジア太平洋地域では19.3%減でした。

シェフラーグループの2020年1~9月期の特別会計項目を除くEBITは3億8,500万ユーロで、前年(8億8,300万ユーロ)から大幅に減少しました。これにより、特別会計項目を除くEBITマージンは4.3%(前年:8.1%)となりました。

報告期間中のEBITは、特別会計項目7億9,800万ユーロ(前年:8,800万ユーロ)の悪影響を受けました。これには、第1四半期に確認済みの自動車技術部門に配分された2億4,900万ユーロののれん代の減損が含まれています。また、特別会計項目には、9月に発表した構造的に過剰な生産能力の調整に伴う、特に人員削減に関連したRACE(自動車技術部門)およびFITプログラム(産業機械部門)の拡大のために発生した5億4,900万ユーロも該当します。これらの特別会計項目を含めると、EBITは-4億1,300万ユーロ(前年:+7億9,500万ユーロ)となります。

自動車技術部門の第3四半期の業績は堅調、営業利益はブレークイーブン

自動車技術部門の2020年1~9月期の売上は54億2,900万ユーロ(前年:67億7,200万ユーロ)でした。前年と比べて、為替変動の影響を除いて18.2%減という相当な落ち込みでしたが、主に受注量によるものです。2020年上半期はコロナウイルスの世界的流行による世界の自動車生産量が急減しましたが、第3四半期は特に中国地域とアメリカ地域で需要が大幅に回復しました。報告期間中の世界の自動車生産量は23%減少し、この基準に照らせば、自動車事業部門の業績は5%ポイント上回る結果となりました。

2020年1~9月期の売上の大幅な減少は、中国地域を除くすべての地域に悪影響を及ぼしました。為替変動の影響を除いた売上は、ヨーロッパ地域では27.7%減、アメリカ地域では20.7%減、アジア太平洋地域では20.1%減となりました。一方、中国地域では4.1%の増加でした。2020年上半期の売上は為替変動の影響を除いて2.2%減でしたが、第3四半期には、需要の大幅な回復を受けて、14.2%増となりました。

4つの事業部門すべてが売上減少に見舞われましたが、中国地域での強い需要が主なけん引力となった湿式ダブルクラッチの製品群と、ヨーロッパの電動アクスルドライブの製品群(いずれも電動モビリティ事業部門)は、売上成長を達成しました。

1~9月期の営業利益はブレークイーブンで、特別会計項目を除くEBITは0万ユーロ(前年:3億7,900万ユーロ)でした。これにより、同期間中の特別会計項目を除くEBITマージンは0%となり、前年に記録した5.6%のEBITマージンを大幅に下回りました。

オートモーティブアフターマーケットの売上は9.7%減、EBITマージンは15.7%

オートモーティブアフターマーケット部門の2020年1~9月期の売上は受注量の影響を受け、為替変動の影響を除いて9.7%減となり、12億300万ユーロ(前年:13億8,600万ユーロ)でした。主にコロナウイルスの世界的流行により、上半期の為替変動の影響を除く売上は14.8%減となり、第3四半期の売上は前年を若干下回りました(為替変動の影響を除いて0.2%減)。

為替変動の影響を除いた売上は、ヨーロッパ地域で9.7%減、アメリカ地域で9.1%減、中国地域で8.0%減、アジア太平洋地域で17.8%減でした。第3四半期は、ヨーロッパ地域、アメリカ地域、アジア太平洋地域ではっきりとした回復傾向が見られました。これは主に、一般修理工場向け(IAM)事業によるものです。中国地域は第2四半期初めの時点で回復し始めていましたが、第3四半期もその傾向は続きました。

こうした展開により、報告期間中の特別会計項目を除くEBITは1億8,900万ユーロ(前年:2億2,800万ユーロ)となり、これにより、特別会計項目を除くEBITマージンは15.7%(前年:16.4%)となりました。

産業機械部門の売上は11.3%減となるも、中国地域の風力事業は成長を続ける

産業機械部門の2020年1~9月期の売上は23億3,800万ユーロ(前年:26億8,100万ユーロ)でした。為替変動の影響を除いた売上は、受注量により11.3%減少しましたが、これは主にコロナウイルスの世界的流行によるものです。第3四半期の需要は、上半期と比較してやや堅調でした。ヨーロッパ地域、アメリカ地域、アジア太平洋地域の報告期間中の売上は、危機に伴って大幅な減少となりました。これに対して、中国地域は2桁の成長率を記録し、特に風力とパワートランスミッションセクターが引き続き大きく拡大しています。

中国地域の為替変動の影響を除いた売上が20.2%増となった一方、ヨーロッパ地域は21.5%減、アメリカ地域は15.5%減、アジア太平洋地域は17.5%減となりました。

産業機械部門の2020年1~9月期の特別会計項目を除くEBITは1億9,500万ユーロ(前年:2億7,700万ユーロ)で、これにより、特別会計項目を除くEBITマージンは8.4%(前年:10.3%)となりました。

フリーキャッシュフローは前年超え

2020年1~9月期の特別会計項目を除いた株主に帰属可能な純利益(損失)は、前年同期比で大幅に減少して1億3,900万ユーロでした(前年:5億4,700万ユーロ)でした。純利益(損失)は-5億2,500万ユーロ(前年:+4億8,500万ユーロ)で、無議決権普通株1株当たりの利益は-0.78ユーロ(前年:+0.73ユーロ)でした。

2020年1~9月期のM&A活動によるキャッシュ流出入前のフリーキャッシュフローは1億8,500万ユーロで、前年同期(1億3,300万ユーロ)を上回りました。報告期間中の不動産、工場設備および無形資産に対する資本支出(CAPEX)は4億8,100万ユーロで、前年水準(8億2,300万ユーロ)を大きく下回り、資本支出率は売上の5.4%(前年:7.6%)となりました。

シェフラーAGの最高財務責任者(CFO)であるクラウス・パツァック博士は、次のように述べています。「シェフラーグループは、第3四半期中、3億3,300万ユーロという高水準のフリーキャッシュフローを創出できました。報告期間中の金額は1億8,500万ユーロで、前年を上回っています。景気の好転に加えて、昨年初めに開始したフリーキャッシュフロー改善への取り組みが、特に資本支出を中心に好影響をもたらしており、運転資本も改善しています」

2020年9月30日時点のシェフラーグループの純金融負債は26億8,800万ユーロ(2019年12月31日:25億2,600万ユーロ)に増加しました。ギアリングレシオ(株主資本に対する純金融負債の比率)は、大幅に上昇して169.9%(2019年12月31日:86.6%)となりました。特別会計項目を除いたEBITDAに対する純負債の割合は、2020年9月末時点で1.6倍でした(2019年12月31日:1.2倍)。

シェフラーグループには、2020年9月30日時点で約27億7,100万ユーロの利用可能な流動性がありました。これは過去12カ月の売上の約22%に相当します。

2020年9月30日時点のグループの従業員数は83,711人(2019年12月31日:87,748人)で、報告期間中では4.6%(4,037人)の減少となりました。

変革を加速、2020年通年指針を発表

2019年春に3部門それぞれで開始したプログラム、すなわちRACE(自動車技術部門)、GRIP(オートモーティブアフターマーケット部門)、FIT(産業機械部門)は、意図した通りの成果を上げています。こうした状況下で開始した構造の効率化対策は、販売コストの削減に寄与しました。さらに、シェフラーグループは報告期間中におけるコロナウイルスの世界的流行が及ぼす財務上の影響を低減する対策を開始、継続しています。これらの措置には、時短勤務の導入と延長、時間単位での有給休暇の消化、雇用凍結、工場の一時閉鎖が含まれます。当社は、すでに第1四半期に任意退職制度を拡大し、人員削減予定を1,300から1,900に増やしています。

シェフラーグループは9月、4,400人の人員削減計画を含む、ドイツを中心にしたヨーロッパで構造的調整を開始する包括的な施策を発表しました。また、これらの措置には、過剰な生産能力の縮小と拠点の統合に加えて、競争力の強化と地域能力の拡大という目標があります。

2020年11月9日、シェフラーAGの取締役会は、第4四半期の事業経過に関する最新の情報に基づく新しい2020年通年指針について合意しました。2020年3月24日、取締役会は2020年3月10日に発表した2020年通年指針を凍結しました。コロナウイルスの世界的流行に関する不透明感は異例であり、業績は前年度の水準を下回る見通しです。

新しい指針は、シェフラーグループが関係する販売市場が2020年第4四半期も回復を続けること、特に、コロナウイルスの世界的流行が当社の経営成績にさらに多大な悪影響を及ぼさないことを前提としています。とはいうものの、環境は依然として不安定であり、不透明です。

シェフラーグループの2020年通年の売上は、為替変動の影響を除いて、-13.0~-11.5%と予想しています。また、2020年の特別会計項目を除くEBITマージンは、4.5~5.5%になる見込みです。2020年のM&A活動によるキャッシュ流出入前のフリーキャッシュフローは、5~6億ユーロの予想です。

3部門の主要な数値は以下の通りです。

Table Division

シェフラーAGの最高経営責任者(CEO)であるクラウス・ローゼンフェルドは、次のように述べています。「第3四半期は、EBITマージンの改善と堅調なフリーキャッシュフローが見られるなど、上半期と比較して大幅に回復しました。中でも、2つの自動車事業部門は、需要の回復の恩恵を受け、シェフラーグループの利益の安定化に貢献しました。しかしながら、コロナウイルスの世界的流行の先行きは依然として不透明で、いくつかの市場では新たなロックダウン措置が予想されることから、危機は去ったと考えるのは時期尚早でしょう。従って、引き続き警戒を怠らず、シェフラーの競争力と未来の機会を実現する能力を強化するために採択した措置の実施を一貫して継続していく必要があります」

将来の見込みに関する声明と計画

このプレスリリース中の一部の記述は、将来の見込みに関する声明です。本来的に、将来の見込みに関する声明には多くのリスク、不確実性、仮定が含まれており、実際の結果や事象と、将来の見込みに関する声明に述べられあるいは含意された内容とが著しく異なることがあります。これらのリスク、不確実性、仮定は、ここで述べられた計画や事象の結果や財務面の結果に悪い形で影響を及ぼすことがあります。なんぴとも、将来の見込みに関するいかなる声明について、新情報やその後の事象の結果のいかんにかかわらず、記述の公的な更新あるいは修正の義務を負いません。本プレスリリース発表時点での発言でしかない将来の見込みに関する声明に、過度の信頼を置いてはなりません。本プレスリリースに含まれる過去の動向や事象に関する記述を、そのような動向や事象が将来も継続することを表明すると見なしてはなりません。上記の注意書きは、シェフラーあるいは同社の代理人が文書ないし口頭で述べるあらゆる将来の見込みに関する声明にあてはまるものとして考慮されなければなりません。

*本リリースは、2020年11月10日にドイツ・ヘルツォーゲンアウラッハで発表されたプレスリリースの抄訳です。

発行者: Schaeffler Japan Co., Ltd.
国: 日本

ダウンロード

パッケージ(プレスリリース + メディア)

ページを共有

シェフラーは、お客様のご利用を最適化するために、クッキーを利用しています。本ウェブサイトを引き続きご利用いただく場合、お客様はクッキーの利用に同意されたことになります。 さらに詳しく

同意