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CMBluとシェフラー、大規模エネルギー貯蔵システムとしての有機レドックスフロー電池の開発と産業化で協力

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CMBluのCEO、Peter GeigleとシェフラーのCEO代理兼CTO、ペーター・グッツマーは、大規模エネルギー貯蔵システムの開発で協力する契約書に署名しました。

2018年12月13日 | Yokohama

  • CMBluは、豊富な再生可能有機資源をベースにした新しい再生可能貯蔵技術「有機フロー」を研究し、プロトタイプ規模まで開発を推進
  • 有機エネルギー貯蔵は、紙およびパルプ生産時に産業廃棄物として大量に発生する天然物質であるリグニンがベース
  • CMBluとシェフラーは、大規模エネルギー貯蔵システムの開発と生産で協力する契約書を締結

CMBluプロジェクトAGとシェフラーAGは、大規模エネルギー貯蔵システムの生産で協力する共同開発契約書(JDA)の締結を発表しました。CMBluは、この5年間、ドイツの大学の研究グループと協力して、送電網用の新しい再生可能な有機フロー貯蔵技術を開発し、プロトタイプ規模まで推進しました。シェフラーとCMBluは、これをベースに商用製品を共同で開発、産業化し、CMBluが売り出します。両パートナーの目標は、安定した効率的で持続可能な電源供給に世界中で大きく貢献することです。

有機フロー電池は、送電網のエネルギー貯蔵装置として柔軟に使用でき、発電と消費のバランスに貢献します。この技術には、再生可能エネルギーの中間貯蔵、工業プラントのピークカットなど、多様な用途があります。もうひとつの応用分野は、電動モビリティの充電インフラです。電池はバッファー貯蔵装置として中電圧送電網の軽減に貢献し、負荷の増大によるアップグレードが不要になります。電気自動車の充電インフラの分散は、有機フロー電池など、高性能でスケーラブルなエネルギー貯蔵システムによって初めて実現可能です。

前提となる技術は、従来のレドックスフロー電池の原理に似ています。電気エネルギーは化合物に貯蔵され、水溶性の電解質を形成します。従来の金属ベースのシステムと異なり、リグニン由来の有機分子は貯蔵に使用されます。木や草など、あらゆる植物にあるリグニンは、自然に再生可能な資源であり、パルプおよび紙生産で発生する数百万トンの廃棄物から抽出されます。このように、リグニンは大規模エネルギー貯蔵システムの恒久的に利用可能な原料です。

エネルギー変換器のすべての電気技術部品はこれらの電解質に適合されており、コスト効率の良い大量生産用に改良されています。電池のバリューチェーン全体をローカルで実現でき、各国が輸入に依存することはありません。さらに、有機フロー電池システムではレアアースや重金属は使用されず、不燃性のため、非常に安全に運営できます。有機フローシステムは、その動作原理から、電力とは無関係に容量を増やすことが可能で、容量を制限するのは貯蔵タンクの大きさと電解質の量だけです。

「自然は数十億年以上かけて、非常に効率的で安全なエネルギー貯蔵方法を進化させてきました。私たちは、この原理を大規模エネルギー貯蔵システムに応用することに成功しました。無限の再生可能な資源を使用し、非常に大規模で、コスト効率の高いエネルギー貯蔵システムを実現できます。弊社は、エネルギー転換を背景とするグローバルな課題を克服するため、システムの産業化と生産に向けて、シェフラーAGという経験豊富な国際的なパートナーを得ることができました」と、CMBluのCEO、Peter Geigleは述べています。

「コーティング技術分野と大量生産の専門知識を活かして、CMBluの電力貯蔵という非常に興味深い分野に参加できることを非常にうれしく思います。この協力により、シェフラーはまたひとつ革新的な技術分野で地位を確立することができました。計画されている大規模貯蔵システムは、エネルギーチェーン全体を考慮してソリューションを提供する弊社の『未来のモビリティ社会のため』の戦略に完璧に適合します」と、シェフラーのCEO代理兼CTO、ペーター・グッツマーは述べています。

CMBluは、市場に投入可能な製品を提供するため、産業化に向けて、大規模エネルギー貯蔵システムの開発で長期に協力する契約をシェフラーと締結しました。次のステップとして、CMBluは、他の産業パートナーと連携して、すべての半製品を含むサプライチェーン全体を構築します。また、アルツェナウでのプロトタイプの生産も整いました。CMBluはすでに、今後2年間でパイロットプロジェクトを実施する契約書をリファレンスカスタマーと締結しました。2021年には最初の商用システムが計画されています。

CMBluについて

CMBluプロジェクトAGは、送電網のエネルギー貯蔵装置として使用される有機フロー電池の分野における世界的な企業です。主要な大学研究グループや産業パートナーと連携して、持続可能なエネルギー移行の鍵となる技術を開発し、電動モビリティの全国的な充電インフラを実現します。現在、70人の従業員が、ドイツ、フランクフルト近郊のアルツェナウにあるCMBluの本社で働いています。本社には、世界最大級の有機フローシステムの研究開発センターがあります。

*本リリースは、2018年11月30日にドイツ・アルツェナウ/ヘルツォーゲンアウラッハで発表されたプレスリリースの抄訳です。

発行者: Schaeffler Japan Co., Ltd.
国: 日本

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