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第11回シェフラーシンポジウム2018 未来の都市向け車両コンセプト: 革新的なホイールモジュールで動く「Schaeffler Mover」

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ホイールハブ駆動を搭載した「Schaeffler Mover」は、さまざまな車両コンセプトに対応した柔軟で排気ガスの出ないプラットフォームを提供します。ドライブおよびシャーシ部品はすべて、省スペースを配慮して、1つのユニット「シェフラー・インテリジェント・コーナーモジュール」内に統合されています。このモジュールにより、車両の長さや幅を自由に拡張でき、新しい内装コンセプトに合ったスペースを最大限に確保することが可能になります。

2018年05月07日 | Yokohama

都市向け車両コンセプト「Schaeffler Mover」が、第11回シェフラーシンポジウムでデビューを果たします。技術会社であるシェフラーは、完全自律走行を目指して設計されたこの車両に搭載する、駆動ユニットとシャーシ部品を統合した小型のホイールモジュール「インテリジェント・コーナーモジュール」を開発しました。これにより、優れた車両操縦性を確保するとともに、運転手や同乗者に高いレベルの乗り心地を提供できます。「Schaeffler Mover」の技術プラットフォームは、ロボタクシーから自律運転の宅配車両に至るまでさまざまな車体に柔軟に実装できる調節可能な設計です。このコンセプトは、急速に発展する大都市部で生活する人々のモビリティに対する要件を満たすという課題への、シェフラーの答えです。

2050年までに、3人に2人が都市部に住むようになると予測されています。生活圏の人口密度が高まるにつれて、都市部における人々の移動手段や日用品の供給方法も変化するでしょう。自律走行車や電気自動車が、こういった場面で重要な役目を担うようになります。特に、新しいロボタクシーや人・モノの輸送手段という形で、都市部の公共交通機関を補完し、時には取って代わることもあるでしょう。シェフラーは、このような都市向けモビリティコンセプトの技術的基盤を製造しています。ホイールハブ駆動と90度のステアリングシステムを搭載した「Schaeffler Mover」により、ロボタクシーや自律走行車などの幅広い車両コンセプトに対応したプラットフォームを提供します。

「Schaeffler Mover」のドライブとシャーシ部品は、省スペースに配慮して、小型ユニット「シェフラー・インテリジェント・コーナーモジュール」内に統合されています。このモジュールは、4つの車輪それぞれに搭載されており、ホイールハブモーター、スプリングシステムなどのホイールサスペンション、電気機械式ステアリングシステム用アクチュエーターを含みます。ホイールモジュールのステアリングシステムは、電気機械式のステアバイワイヤーシステム設計です。ホイールサスペンションはステアリング角が最大90度に到達できるように設計され、狭い小道でも車両を操縦でき、限られた駐車スペースでも駐車して人が乗り降りすることができます。旋回半径は5メートル未満のため、都市交通においても極めて高い車両操縦性を維持し、その場旋回も可能です。

ホイールモジュールのトラクションモーターは永久磁石同期モーターで、シェフラーが2013年の開発プロジェクトで製造したホイールハブモーターの改良型です。「Schaeffler Mover」の現在の設計では、作動電圧300Vの4つの電気モーターそれぞれが連続出力13kWで、最大出力は25kWに達します。定格トルクはモーター1つあたり250Nmで、短期間なら二倍にまで増大できます。

信頼性、柔軟性、快適性をそろえたことで、「Schaeffler Mover」は都市で利用するための高度に自動化した車両に対するお客様の重要な要件を満たします。特別に開発した駆動特性制御システムにより、各「インテリジェント・コーナーモジュール」の制御と、駆動特性制御システム(ESP)、駆動ホイール間のトルク配分(トルクベクタリング)、およびオールホイールステアリングの機能の統合が実現します。車両が横移動する際に、乗っている人に横方向の力を感じさせることがほとんどないので、車中で本を読む人などにとっては非常に助かります。同時に、このドライブコンセプトは非常に入手しやすく、故障に対する保護も高い水準を保証します。包括的な安全コンセプトを含めたドライブおよびステアリング制御システム用のソフトウェア全体はシェフラー製です。

シェフラーモジュールの高度な統合には、他にも利点があります。例えば、ドライブおよびシャーシシステムの全体の搭載スペースが少なくて済むため、できたフリースペースで、乗車人数を増やしたり、輸送荷物のための積載スペースを広げたりすることが可能です。バッテリーや補助装置用のスペースによって車体寸法を小さくできますが、ドライブおよびシャーシシステムを変えずにより長くてより広い改良型車両も実現できるので、それに応じて車体寸法は変わり得ます。「Schaeffler Mover」のモジュラー式車両設計は、主な標準シャーシで乗客やモノを輸送するという目的を果たす際の前提条件を提示します。車体は必要なアプリケーションに応じて改造でき、運転に必要なすべての技術を備えたプラットフォームから素早く分離させることができます。自律走行に必要なセンサーシステムの一部のみが、車体に内蔵されています。

相互接続は、自律走行の都市向け車両をスムーズに動かすための絶対的な前提条件です。シェフラーの専門家たちは研究の中で、クラウド内に実車イメージを再現したデジタルツインを創造することでこの条件を達成しました。動作と条件データを継続的に分析することで、例えば、将来のメンテナンス要件を事前に特定するといったことが可能となります。シェフラーのCTO(最高技術責任者)であるペーター・グッツマーは、次のように述べています。「この車両は、一貫して相互に接続した動作を目指して設計されており、自動車業界の現在のポートフォリオに存在する大きなギャップを埋めるものです」

第11回シェフラーシンポジウムでご覧いただけるフィージビリティスタディは、今後数カ月以内にシェフラーが行う予定のものです。本年中に、キャビンと空調設備付きで道路上での利用に適したプロトタイプを製造することを計画しています。

*本リリースは、2018年4月12日にドイツ・バーデン=バーデンで発表されたプレスリリースの抄訳です。

発行者: Schaeffler Japan Co., Ltd.
国: 日本

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