INA/FAG 製品

リニアガイド製品

リニアガイド製品は、ころがりおよび、すべりによる直動案内に分けられ、回転軸受と同様、発生した力がころがり要素よって伝達されるか、すべり要素によって伝達されるかにより区別されます。

リニアガイド製品は、その使用目的によって様々な設計や機能が求められます。計測機器では、高剛性、高い駆動精度が重要なのに対し、搬送システムでは主に高速性、高精度位置決めが求められます。INAでは、幅広いリニアガイド製品群と専門的なコンサルティング、さらには用途に適合したアクセサリなど、最適なリニアガイドを提供できます。

リニアガイド製品を選定するためには、荷重、加速度、速度、ストロークの他に、温度、潤滑、振動、取り付け、保守なども考慮し検討する必要があります。

リニアローラー/ボールガイド製品

ころがり直動案内は、プロファイルドレールガイドシステム、トラックローラーガイドシステム、シャフトガイドシステム、フラットケージガイドシステムの他、リニアローラーベアリングや、アクチュエーターユニットにも使用されています。さらに、INAではメカトロニクスや精密工学分野など、小型用途向けのミニチュアリニアガイドシステムも提供しております。高荷重、低摩擦、高剛性を持つ超小型リニアシステムは、ケージガイドシステムや転動体循環システムを採用しております。大きなスペースを必要とするシステムを、コンパクトなミニチュアシステムへ置き換えることも可能です。

リニアガイド製品は、ガイドレール/キャリッジユニット、リニアボールベアリング/シャフトシステムおよび、フラットケージガイドウェイシステムの3タイプに分けられます。アクチュエーターユニットは、単軸または複数軸に使用される独立したユニットで、モーターまたはコントローラーを搭載したガイドシステムです。

リニアガイドシステムは、即取り付け可能なシステムで、無限ストローク走行が可能です。フラットケージガイドシステムは、一部の例外を除き、ケージ動作により有限ストロークでの用途に適します。リニアガイドシステムでは、動作方向を除く全方向からの荷重、モーメントを受けます。シャフトガイドシステムは、2方向からの荷重に適しており、自動調心性を持つ製品も取り揃えております。高い剛性と精度を得るため、通常は加工後または取り付け時に予圧を付与します。精度と予圧については様々な等級が定められているため、精度や剛性等の高い要求にも対応可能です。

リニアガイドシステムを選定する際、精度および予圧等級、荷重条件、要求寿命等の条件を確認し、選定する必要があります。

一般に、ローラーガイドシステムは、同サイズであれば、ボールガイドシステムより高い負荷容量を持ちます。ボールガイドシステムは中程度の荷重で高速・高加速を伴う場合に使用されます。より高い荷重を受ける場合は、フラットケージガイドシステムやローラーベアリングが好適です。

リニアすべりガイドシステム

ころがり軸受案内では、転動体が回転して、推力を得るのに対し、すべりガイドシステムでは、静止しているガイドレールまたはシャフト上を可動部品がスライドします。すべりガイドシステムの種類により、すべり軸受材は可動部品または固定部品に適用されます。潤滑は、すべり軸受材に含まれる潤滑油が行います。

リニアすべりガイドは、無限ストローク走行可能で、フラットケージすべりガイドウェイ、ミニチュアすべりガイド、INAすべりシャフトガイドに採用されています。フラットケージすべりガイドシステムは、ガイドウェイ間のすべり軸受面が低メンテナンスを実現するすべりガイドシステムです。ミニチュアすべりガイドシステムは、すべり軸受材による、メンテナンスフリーのガイドレール/キャリッジシステムで、INAリニアすべりシステムは、低メンテナンスを実現するシャフトガイドシステムです。

低摩耗で高い静定格荷重を持つすべりガイドシステムは、衝撃や汚れに強く、低騒音で、スティックスリップのない走行が可能です。メンテナンスフリーのすべりガイドシステムは、潤滑が不要で、低メンテナンスを実現します。これらの多様な特長により、、メンテナンスが難しい場合や潤滑不足により危険が生じる場合、潤滑ができない場合など、多くの分野で使用されています。

リニアすべりガイドシステムの寿命は、荷重、走行速度、温度、稼動頻度により異なります。ドライ走行における汚染や腐食、潤滑が不十分な場合の潤滑油の劣化等に対しても考慮が必要です。