
近代的なエンジンのチェーンドライブシステムは、チェーンテンショナ、チェーンガイド、スプロケット、チェーンなど多くの部品によって構成され相互に作用しています。最大限に滑らかな動きと最高の寿命を得るには、個々の部品よりもシステムを考えることが必要です。INAは完璧なチェーンドライブシステムを提案し、エンジンメーカーと協力して開発を行います。
INA計算ソフトウェア(1) |
チェーンドライブ開発の始めに、チェーンガイドやスプロケットの位置・サイズやチェーンラインなどのレイアウトを決める必要があります。この作業は最新式のCADシステムとINAが特別に開発した計算ソフトウェアを使って行います。設計者は誤差、熱膨張、摩耗、弾性変形等を考慮しながら、計算ソフトウェアを使ってレイアウトをチェックしていきます。 |
上述のレイアウト設計に加えて、チェーンドライブシステムの動的挙動もシミュレーションできます。その結果、開発プロジェクトの初期段階で荷重や振動に関する予測がまとめられ、貴重な時間を節約できます。
設計が終わるとすぐに量産品に近いサンプルが様々な試験用に作られます。一般の使用に近い状況で運転されるエンジンを使って部品の機能試験を行います。選定したチェーンテンショナの仕様が、カムシャフトの位相、部品への荷重、チェーンの振動などについて理想的な状態を実際に与えているかチェックされます。さらに、各部品の多くの仕様が量産に適しているかチェックされます。部品の耐用年数を保証するためにエンジンの耐久試験も行われます。耐久試験はINAが持つ試験装置でもできますし、あるいはエンジンメーカーでの耐久試験に融合して行うこともできます。専門家は耐久試験にパスした部品の状態から、試験中にチェーンドライブがどのように動作したか理解します。部品の耐用年数は適切な試験装置での単品試験でも検証できます。
試験が無事終了して承認を得るとその部品は量産に入ります。チェーンテンショナ、スプロケット、チェーンガイドそしてチェーンなど、チェーンドライブシステムの全ての構成部品がシェフラーグループの工場で生産されます。